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猛烈な雨、土砂警戒 「1人だと怖い」不安募る 佐賀県内6市町に大雨特別警報

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佐賀新聞

 猛烈な雨が降り続き、6日夕には佐賀市など6市町に大雨特別警報が発令された佐賀県内。昨年8月の「佐賀豪雨」の記憶も新しく、自宅に押し寄せる大量の雨水や土砂災害を恐れ、多くの住民が避難所に身を寄せた。各自治体は、通常の避難所運営だけでなく、新型コロナウイルスへの感染予防対策もあり、難しい対応に追われた。  6日午後4時15分、県庁で開かれた災害警戒本部会議。佐賀地方気象台の職員が「特別警報を検討している」と話した矢先、携帯電話が鳴った。「今、情報が入った。16時半、特別警報の発表が確定した」。佐賀、武雄、鹿島、嬉野の4市、杵島郡白石町、藤津郡太良町の2町が対象になり、昨年8月28日の佐賀豪雨以来の発令になった。  これを受け、佐賀市は対策会議を急きょ開催。土砂災害の恐れがある市北部の5地区に出した避難勧告を、市内全域に拡大した。富士小など山間部の9小中学校は7日を臨時休校にすることも決め、担当者は「避難所の準備、関係者への連絡でばたばたしている」と話した。  金立町の金立公民館には3世帯3人(午後6時現在)が避難した。昨年の佐賀豪雨では泥が玄関先まで流入したという大門地区の女性(21)は「土砂崩れが起きそうで避難した。まさか2年連続で大雨になるなんて。近くの道路がまだ復旧していないのに」と不安げな表情を浮かべた。  同様に大雨特別警報が発令された太良町。各地で土砂崩れが相次ぎ、避難所6カ所を開設した。このうち町福祉保健施設「しおさい館」では新型コロナ対策として受付で検温、消毒を実施した。一方、しおさい館への避難者は193人(午後7時現在)で、密集などの「3密対策」には難しい課題が残った。  母親(76)と一緒に避難した宮崎みどりさん(49)=糸岐=は「玄関から水が入ってきた。雨が降り続いたらと思うと…」。1人暮らしの90代女性は、自宅前の道が川のようになったと明かし「区長さんに連れてきてもらった。1人だと怖いから」とおびえていた。

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