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復活ラリー・ジャパンの運命は!? WRCプロモーター、さらなるラリー中止の判断は「最後の最後まで待つ」と断言

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motorsport.com 日本版

 世界ラリー選手権(WRC)は、今後のラリーの開催を中止することを決断するには最後の瞬間まで待つと断言。年末までに、少なくともあと4戦を開催できると自信を持っている。 【ギャラリー】鈴鹿10H レーシングカー公道パレードに1万人超が参加  今年のWRCは、新型コロナウイルスの感染拡大に伴いシーズンが中断される以前に、モナコ、スウェーデン、メキシコの3戦を開催することができた。  その後シーズンは中断されたものの、現時点までに開催中止となっているのは、ラリー・ポルトガルとサファリラリーの2イベントのみ。ただ、ラリー・ニュージーランドとラリー・ジャパンも、流通の問題から開催が難しいのではないかとの噂もある。  他のモータースポーツのカテゴリーでは、いくつかのイベントをキャンセルし、シーズンを再開するために積極的なアプローチをとっている。しかしWRCプロモーターのマネージング・ディレクターであるオリバー・シースラは、それぞれの国での新型コロナウイルスの状況が明らかになる前にカレンダーから外してしまう決断は、”最悪のモノ”となるだろうと語る。 「我々は新しい日程を見つけようとしている」  シースラはそうmotorsport.comに対して語った。 「しかし決定を下す前に、各国に渡航できるかどうかを確認する必要がある」 「つまりフィンランド、ドイツ、イギリス、トルコ、日本、イタリアなど、我々がラリーを開催しなければならない国でのルールがどうなっているのかということだ。そしてそれだけではなく、我々の国に戻るための制限や、順守すべき検疫がどんなものであるのかをいうことも調べる必要がある」 「今後数ヵ月で物事がどう進展していくかということを見て、9月、10月、11月に決定を下す必要がある」 「我々は決断を下すのを、最後の最後まで待たなければならない。ラリーが早い段階でキャンセルされるのは避けたいのだ。それは最悪のことだ。しかし、物流を整理するための時間も必要だ。ヨーロッパでは比較的移動は容易だが、ヨーロッパ外となるとより難しくなってくる」  元々2020年のWRC開催カレンダーは、ヨーロッパ、南米、アジア、オセアニアからなる全14ラウンドが予定されていた。しかし11月のラリー・チリは、社会情勢の不安により中止となった。  サファリラリーがキャンセルされたことにより、次のイベントは8月のラリー・フィンランドとなる予定だ。しかし、新型コロナウイルスの影響により、9月または10月に延期される可能性があると言われている。  今年残りの期間でWRCを開催できるラウンド数についてシースラは、次のように語る。 「もし私の希望を話さなければならないのなら、7~9戦と言うべきだろう。しかし現実的には、4~6戦開催できれば、それは非常に良いことだと言えるだろう」  またシースラは、2021年の開催カレンダーを策定する際にも、新型コロナウイルス危機の後遺症を考慮しなければならないだろうと語った。 「これは我々の会議で、チームと話し合った選択肢だ」  来季の開催カレンダーが短くなる可能性があるかと尋ねられた際、シースラはそう語った。 「ラリーの数が少ないほど、コストが低くなる。ウイルスの影響によって、予算にプレッシャーがかかっているのだ」 「また新レギュレーションが導入される2022年シーズンに向け、ニューマシンの開発をチームに依頼している。そのため、予定されている14回よりも2回少ないラリーを開催することを検討した」 「まだ6月上旬だ。今月はFIA世界モータースポーツ評議会(WMSC)に開催カレンダーの最初の提案を行ない、9月のWMSCでも次の提案を行なうことができる」 「来年に予定されている1~2戦が、新型コロナウイルスの影響による資金不足のため、開催中断を求めてきても、驚くことではない」  なおラリー・ジャパンの開催について、国内プロモーターの代表を務める高橋浩司氏は、autosport webのインタビューに次のように答えている。 「一部メディアに、ラリーニュージーランドとラリージャパンが開催の危機という内容の記事が出たことは承知しています。直後にWRCプロモーターから連絡があって、そのような話はどのレベル、どの段階でも話し合われたことはないと説明を受けました。ニュージーランドと日本がヨーロッパから遠く、物流の関係でお金も時間もかかることは事実ですが、我々は日本大会の開催について、確信を持って準備を進めています」

Rachit Thukral

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