日本初、鉄道にVisaのタッチ決済を導入、乗降情報から運賃計算、車内決済が可能に
三井住友カードとVisaは、7月に高速バスで対応を開始した均一運賃に加え、乗降情報から運賃計算を行う距離制運賃(距離に基づき変動する運賃)にも対応した決済ソリューションの提供をスタート。
第一弾として、2020年11月25日から、WILLERと共に京都丹後鉄道で均一運賃・距離制運賃に対応したVisaのタッチ決済の取り扱いを開始した。鉄道でのVisaのタッチ決済の導入は日本初。
タッチ決済導入にあたっては、三井住友カードが、GMOペイメントゲートウェイ、Visaと共同で構築した事業者向け次世代決済プラットフォーム「stera」を活用。QUADRACの公共交通機関向けシステムと連携することによって、運賃計算やリスク管理、企画券などのサービスをクラウド経由で提供することができる。また、乗降時にVisaのタッチ決済に対応したカード(クレジット、デビット、プリペイド)やスマートフォン等を車内・駅構内に設置された決済端末にかざすだけで乗降が可能となる。
Visaのタッチ決済は国内のコンビニ、スーパー、飲食店など、さまざまな商業施設で利用可能となっており、国内におけるVisaのタッチ決済の機能が搭載されたカードの発行は、2020年9月末時点で3,230万枚に拡大。また、全世界のVisaの対面取引の43%がタッチ決済で行われている(2020年9月末時点)。
MONEYzine編集部[著]