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動物とソーシャルディスタンス 手すり前に柵設け感染予防 千葉市動物公園6月1日再開

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千葉日報オンライン

 新型コロナウイルスの感染拡大で臨時休園していた千葉県の千葉市動物公園(同市若葉区)が6月1日、再開する。一部動物と入園者の距離を空けたり、餌やりイベントを中止したりと感染予防に万全を期してのリスタート。一方でアメリカビーバーの赤ちゃん4匹が初披露となる予定で、約2カ月ぶりに歓声が響く同園が戻ってくる。  同園は国の緊急事態宣言を受け、4月8日から臨時休園。入園者はいなくても、動物たちの世話は休めない。職員が感染した場合に備え、飼育員を2班に分けて動物たちの世話を続けてきた。

 当の動物たちは、中には「入園者がいる本来の風景とは異なる周囲の風景に寂しそうなそぶりをする動物もいた」(清田義昭副園長)が、原則のんびり“日常生活”を送ってきた。同園きっての人気者、レッサーパンダの「風太」も普段通りに毎日を過ごしている。7月で17歳になるが、食欲もあり元気だという。  再開は緊急事態宣言の解除と県の休業要請の緩和を受けて決定。休園中に植栽の手入れや手すりの補修などを行っており、入園者を迎えるにあたり感染リスクの低減にもできる限り気を配った。  入園者にマスクの着用を求め、手の消毒の他、靴底用の消毒マットも用意。西口ゲートには体温が検知できる端末を設置した。園内では手すりに1メートル間隔で目印を付け、ガラスに触らないよう注意を呼び掛ける張り紙も準備。動物への感染を防ぐため、レッサーパンダやサル類などは手すりより1メートル前後手前に柵を設け、動物との“ソーシャルディスタンス(社会的距離)”を確保した。  また、「3密」が懸念される人気の餌やりイベントをはじめ、動物との触れ合いやベビーカーの貸し出しなども当面は中止。動物科学館も一部を除き利用を取りやめる。  混雑状況によっては入園制限を実施。入園者が週末に集中することを避けるため、休園日だった3日と10日を開園日とした。

 異例ずくめの再開だが、休園中の5月3日にアメリカビーバーの赤ちゃん4匹が誕生。順調に育っており、1日は展示場の池を泳ぐ姿が見られるかも。4月にやってきたサルの仲間・ブラッザゲノンの雌「マドカ」も初お目見えになる。  清田副園長は「やっと再開にこぎ着けた。動物園は憩いと癒やしの施設。コロナ疲れで必要とされる施設だが、入園者がたくさん来たときにどう対応するかが課題になる。平日に来園できる方はぜひ平日に来てほしい」と話している。  1日は平常通り午前9時半に開園する。

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