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スーパーも“ウィズコロナ”対応 アバターで遠隔接客 人材不足、感染防止に役立ち/浦安市

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千葉日報オンライン

 浦安市北栄のスーパーマーケット「スーパー木田屋北栄店」は、画面上のアバター(分身)を通して従業員がお薦めの商品などを紹介する遠隔接客システムを導入した。NTT東日本の通信技術などを活用した非対面の接客方法で、新型コロナウイルス感染防止に寄与。人手不足の解消や“バーチャル店員”による販売促進につなげる。  同システムは、客がその日のお薦めや商品の場所を画面上のアバターに尋ねると、別室にいる従業員がその映像と音声を受信し、アバターになりきって回答する。同店では、木田屋のキャラクター「きだいこん」をアバターに起用した。

 対応する従業員は別室で他の事務作業をしつつ、客からの呼び出しがあればアバターを介して相談に応じる“コンシェルジュ役”を兼務できる。効率的に接客サービスを充実させ、客と従業員の新型コロナ感染を防ぐ効果も期待される。  同店を運営する木田屋商店(浦安市)によると、8月6日の導入後は親子連れに人気。通常の試食販売の購入率は5~8割ほどだが、アバターが薦めた商品の購入率は約8割で好調という。  同社は弁当店も経営しており、システムを活用した「無人レジ販売」も視野に入れる。同社の木田幸太本部長は「少子高齢化で人材が手薄になっている。サービス業では導入しづらい在宅勤務や、障害者の雇用も進められる」と展望した。  システムは、NTT東日本千葉事業部(千葉市美浜区)の通信技術と、アプリケーションを開発する「イーフロー」(東京都台東区)のアバター技術を使用。企業の受け付け業務などを請け負う「大成」(名古屋市)が「T-Concierge(コンシェルジュ)」という商品として提供している。  システムの開発は昨年4月から始まり、実用化は同店が第1号。大成は“ウィズコロナ”に対応した新たなサービスとして、企業の受け付けのほか、スポーツやエンターテインメント業界のファンイベントにも広げたいと意気込む。初年度の利用料は月額10万円から。大成の加藤憲博専務は「新たな労働環境の創出や、多様な雇用体制の確立を支援したい」と説明した。

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