香取慎吾、アリーナフェスに初挑戦! 若手アーティストとの対面、思わず痺れた中森明菜の言葉……新作アルバムの裏側も
思わず痺れた中森明菜の言葉「香取くんに呼ばれて来ない選択肢はない」
――そういう意味ではリリース情報からテンションの上がるラインナップでしたね。バンマスとして前回のツアーを支えてきた村田陽一さんの名前には、NAKAMAのみなさんの喜ぶ声が聞こえるようでした。 香取:ですよね。村田さんはやっぱり「信頼の!」なので。さっき「バキバキに」とは言いましたけど、村田さんとの「Full Moon」は、サーカス小屋のピエロが1人でジャズを歌っているイメージでちょっとだけしっとりしてます。実はこの曲は僕も歌詞を書いているんですよ。なんとなく英語の曲にしようかなとは思ってたんですけど、「だったら自分で書いてみる?」って話になって。 ――そして、やはり中森明菜さんの名前には驚かされました。 香取:僕もね、レコーディングの日の到着5分前くらいまで「ホンモノが来るのか?」ってソワソワしてたくらいなので(笑)。もともと「TATTOO」が好きで、いつかカバーしたいと考えていたんです。そのいつかが、今回のアルバムなんじゃないかと。そこで、まずはカバーをさせてもらいたいってお声がけしようと思ったんですけど、ちょうど明菜さんがYouTubeで久々に歌っている姿を公開していたタイミングで。「もしかして、ご一緒できないですか?」と思い始めてしまったんですよね。その勢いで自分の思いを伝えさせてもらったら「ぜひ!」ってお返事がきて。自分で頼んでおきながら「本当に?」って。 そうなったらオケもリアレンジしようと、こちらもいつかお願いしたいと思っていたSOIL&"PIMP"SESSIONSに声をかけることに。「中森明菜さんと一緒に『TATTOO』をやるんで、一緒に曲を作ってください」って連絡をしたら、彼らも「それ本当の話ですか?」って! ――全員が夢を見ているような。 香取:本当に! 僕は明菜さんと何度もお仕事でお会いしてはいるんですけど、それでも久々だったので。曲を作り、明菜さんサイドとキャッチボールをして、いざレコーディングの日にお会いしたときも「なんで来てくれたんですか?」って聞いてしまったくらいでした。そしたら明菜さんに「いやいや、香取くんに呼ばれて来ない選択肢はない。ずっと応援してたから」って言われて……いやぁ、痺れました。 ――こうして聞いていても鳥肌が立つエピソードですね。今回はさらにタイトル曲の「Circus Funk」が主演ドラマ『日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった』の主題歌になるニュースも飛び込んできて喜びが倍増でした。 香取:そうなんですよ。さっき草彅さんとラジオの収録でも話していたんですけど、「ドラマの主題歌も歌うんでしょ、すごいね。もう織田裕二さんじゃん!『踊る大捜査線』で『Love Somebody』みたいじゃん!」って(笑)。 ――ちょうどフジテレビですしね。 香取:そうそうそう。草彅さんは自分が主演したドラマの主題歌をグループとして歌ってきたけど、ソロでっていう経験はなかったから。「すごいよ」って言ってくれました。