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文音、心にいつもあるのは父・長渕剛の音楽「やっぱり元気もらえます」:インタビュー

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元気もらえる「明日へ向かって」

――音楽の話なのですが、たとえば仕事の時は必ずこれを聴く! ような勝負曲みたいなものはあったりしますか?  勝負曲…は持ち合わせていないです。ただ、心にいつもある音楽という意味では、父親の曲になりますね。いつも一番元気をもらえる曲が「明日へ向かって」という曲なのですが、やっぱり元気もらえます。友だちの重要性を歌っている曲で、“俺にはかけがいのない いかしたNice My Friends!”という歌詞があるのですが、明日へ向かって歩いて行こうぜ!っていうシンプルでパワフルなメッセージなので、聴くと元気が出ますよね。 ――本当にそうですよね。エネルギーをもらえるような楽曲です。  父の曲は素晴らしい曲がたくさんあるので、どれも選びきれない魅力があると思いますが、わたしの中での一番は「明日へ向かって」という曲なんです。男の人と女の人で好きになる曲のタイプは違うかも知れませんね。 ――長渕さんの選曲はないだろうと勝手に思っていたので、意外でした。  そんなことないですよ(笑)。ちょっと元気がないなという時に聴くと、ああ頑張らないとなって、明日へ向かわないとって思いますよ。原点みたいなところに父親の曲があるから、勝負曲みたいなものがわたしにはないのかも知れませんね。とはいえ、B'zさん、Dragon Ashさんも好きだし、青春時代に聴いていた音楽は父の曲以外にもたくさんありますよ。 ――それこそ「いけいけ!バカオンナ」が連載されていた時代ですよね。  そうですね。好きなんですよ、あの時代、90年代が。ザ・ブルーハーツも好きだし、映画もあの時代の作品がすごく好きで、90年代は音楽も映画もすごくいい作品がたくさんあった時代のような気がしています。  それこそ先日、父がコラボしていましたが、AIさんも大好きでよく聴いていました。本当に大好きでよく聴いていたので、今回父とAIさんがコラボしたのは、本当にうれしかったです。 ――父親が偉大なミュージシャンということに、いつ気づいたのですか?  それはなかったんです。わたしには生まれた時から父親が長渕剛なので、それがもう当たり前の生活なんです。確かに、それはよく聞かれる質問なんですよね。お父さんがビッグだということに、いつ気づいたのかって。答えは「ない」なんです。でも、詞曲を生み出す苦悩をわたしはずっと見てきました。生まれた時からステージを観ているし、それが当たり前なんですよね。子どもの頃からクリエイトすることの懸命さを見て育ったことは少なからず今の自分の仕事に生かされていると感じます。 ――今から思うと、ご自身の表現にご両親の影響が出ているなど思うことはありますか?  作品は観ていたので、自覚するしないに関係ないレベルで影響はあったのかも知れないですね。ドラマでは「とんぼ」、映画では『オルゴール』などを観ていました。自分がプロになってからは最近は観ていないですが、最近再放送で『男はつらいよ 幸福の青い鳥』を観ました。ふたりで出ていて、ふたりとも若かったです(笑)。芝居やセリフ回しが今と全然違う文化というか、特にうちの父親は独特な芝居をするので面白く観ました。あの年代だと個性豊かな芝居もあったので興味深いですよ。 ――さて、音楽がそうなように、この映画も働く女性たちの後押しをするような存在になればいいですよね。  本当にそう思いますね。この映画に出てくるガールズたちはみんなパワフルで、主題歌をAISHAさんという方が手がけているのですが、彼女の曲もパワフルでかわいい曲が多くて、元気が出ますよ。彼女の性格や彼女の声も独特のパッションがあるので、すごいアーティストが登場したと思いました。彼女の曲は今回の映画にすごく合っていましたよね。 ――今、この主演作が世に出ていくことに何か思うことはありますか?  少なからず共感するシーンが、女の子であればひとつは必ずあるはずなので、そこは楽しみにしていてほしいです。今こういうコロナの状況で、わたしも自粛中にいろいろなことを考えました。自分に何ができるだろうとか、こういう時にコメディーの映画を上映していいのだろうかとか、本当に考えたんですよ。  でも、コロナになってテレビでお笑いがたくさんやっていたように、笑いって必要なんだなってすごく感じました。たくさん大変な思いをしている人は多いと思いますが、こうして笑うと嫌なこととか一瞬だけでも忘れられると思う。だから、そういう空間にしてもらいたいなって思います。 ――エンターテインメントでは確かに、お腹はいっぱいにはならないですが、気力や活力、それこそ明日に向けての原動力にはなりますよね。  本当にそう願います。女子が持つ独特のエネルギーってあって、そのエネルギーが炸裂するから人はそこに感動と笑いが生まれるんだと思うんです。だから映画館に行ったら、マスクはしたまま。大声で笑ってほしいです。恥ずかしがらなくていいですし、そういう空間になってほしい。こんな時だからこそ、笑おうよって。そうなってくれたら、こんなにうれしいことはないです。

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