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文音、心にいつもあるのは父・長渕剛の音楽「やっぱり元気もらえます」:インタビュー

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 「白鳥麗子でございます!」(講談社)などで知られる鈴木由美子の同名漫画で、講談社「Kiss」誌上で連載された人気原作を実写映画化した『いけいけ!バカオンナ~我が道を行け~』が、7月31日(金)より公開となる。本作は主人公・杉山結子と彼女の女友だちの友情を描いた自伝的作品ではあるが、物語の舞台を原作のバブル時代から現代に置き換え、恋愛をはじめ、仕事、友情など山積みの問題とともに日常を生きねばならない現代アラサー女子たちのリアルを描いた物語が展開していく。涙と笑い、感動と共感のエピソードが満載で、あるあるとうなずく人もいるはずだ。  その主人公でアラサー女子・杉山結子を、映画での本格的なコメディー初挑戦となった女優・文音が熱演している。結子は、外ではイケイケ女を気取っているが、私生活では地味で質素な生活を送る“超”のつく見栄っ張り女子だが、文音が命を与えることでより人間的なキャラクターとしてスクリーンに登場する。「女同士の友情って生きる上ですごく重要だと思うんです。だから生きていく道が違っても自分からその友情を保つ努力もしないといけないと思います」と語る文音が、本作で女性に届けたいメッセージとは? そして彼女の心の中に常にある父・長渕剛の名曲とは? さまざまな話を聞いた【取材・撮影=鴇田崇】

役に没頭することは「わたし自身を探す旅」

――タイトルがなかなか強烈ではありますが、その実はパワフルな女性応援ムービーでもありますよね。  女の子あるあるなので、とにかく女の子であればわかるはずって思います(笑)。ストーリー、セリフ、すべてにおいて絶対共感できるので、それが誇張と言うか、デフォルメされて映画になっている感じなんですよね。 ――あるあるで言うと、お気に入りのシーンはどこですか?  冒頭にベッドにドーン! となるシーンがあるじゃないですか。あれは絶対みんなそうだと思うんです(笑)。家の中で結子はジャージを“イン”していますが、わたしも寝る時そうなんですよね。お腹が冷えるので。だから共感だらけですよね。そういうシーンを探すことも楽しいと思います。 ――あるあるだけでなく、同性・同世代へのメッセージもありました。  自分が、自分自身でいられる友だちというのものは、本当に少ないと思うんですよね。男性の場合はわからないですが、女の子には映画で描いているような表と裏の顔があって、裏を見せられる友だちは本当に貴重な存在って、わたしは思っています。そういう友だちがもしもいたら、ぜひ離さないで大切にしてほしいんです。女同士の友情って生きる上ですごく重要だと思うんです。だから生きていく道が違っても自分からその友情を保つ努力もしないといけないと思います。 ――気の置けない友人という存在ですよね。  映画の中にすごくいいセリフがあって、幸司君という男の子が言うんです。「一生親友でいるっていうことは、何かあった時に支えてあげられる存在なんじゃないの?」って。恋愛の良し悪しを指摘するのではなく、何かあった時、失敗した時に、ただそこにいてあげることが本当の友だちっていう意味なんですけど、すっごくいいセリフだなと思いました。そういう友だちがいたら絶対放しちゃダメなんです。 ――女優業の話ですが、こういうメッセージを自分自身で伝えたいために、この仕事を始めたのでしょうか?  メッセージを伝えるために始めたわけではないです。作品ひとつ残すということは、わたし自身がその作品に込められたメッセージに心を打たれているからです。常に良い作品と出会い、自分の心が打たれ、役に没頭することは、わたし自身を探す旅みたいなものなんですよね。結果、わたしが心を打たれたように、その作品をご覧になられた方々が同じように心を打たれる。そんな女優になりたいです。 ――目指す最初のきっかけは何だったのでしょうか?  東映撮影所の中にあった演劇のワークショップに通っていたのですが、そこで初めてお芝居をした時に役柄に入り込み、表現をするということを教わりました。その時、自分ではないのにブワーッと涙が出てきた瞬間に、「え?芝居って何?」って思ったんです。自分じゃない感情がそこで生まれた時、めちゃくちゃ面白いなって。自分じゃない人間になれるのかって、それがただ楽しかったんです。それが最初でした。だから自分が何かメッセージを伝えたいという想いで始めたわけではなくて、他人になれることが面白いという感じだったので、そこまで考えていなかったですね。 ――その感情を演技でコントロールして、さまざまなメッセージを発信できますよね。  感情を自由にコントロールできるレベルまで行ければいいのですが、それはなかなか難しい作業ですね。ただ、それをコントロールしようとすることは、ひとつの面白さではあります。できなくてもそれをし続けなくてはいけない職業だと思うので、それは俳優業の面白いところだとは思いますね。 ――正解が見えにくいので、難しい作業ではありますよね。  でも、役柄には寄り添っていきたいし、常にその演じる役柄の味方ではいたいと思っているんです。そこの感情に自分を合わせていくというか、重ね合わせていくという作業は、めちゃくちゃ大変で毎回毎回が挑戦ですが、でもそれがすごく楽しいんです。

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