米大統領就任式で注目を浴びたアマンダ・ゴーマン、スーパーボウルで3人の医療従事者を称える
1月20日、ジョー・バイデン大統領とカマラ・ハリス副大統領の就任式でもっとも注目を集めたのは、アマンダ・ゴーマンだった。National Youth Poet Laureateで、就任式史上最年少の詩人である彼女は、トランプ支持者が連邦議会を襲った日の夜に書き終えたという『The Hill We Climb』を朗読し話題を呼んだ。 【写真】スーパーボウルハーフタイムショーの歴代名シーンをプレイバック 「私たちが前に進もうとするなら、こうした現実に立ち向かわなくてはならない。だから詩にとっても重要な試金石でした」とアマンダは『New York Times』紙に語った。「そこには悲しみや称讃、希望、団結の余地があり、詩にも喜びの息遣いがあることを私は願います。この就任式ではお祝いすることがたくさんあるからです」 そしてスーパーボウル当夜、アマンダは再び全国的な舞台に立った。数々の壮観なショーが繰り広げられることで有名なイベントで、彼女はキックオフ前にスーパーボウルの名誉キャプテンに、退役軍人ジェームズ・マーティン、看護師をするスージー・ドーナー、教師のトリメイン・デイヴィスを選出。パンデミック渦中に彼らが自己犠牲を払っいながら行った活動を讃える詩「Chorus of the Captains」を朗読した。
「今日、私たちは不確実で人々が助けを必要としている時に行動を起こし影響を与えた3人のキャプテンを讃えます。彼らは率先して行動し、あらゆる期待や限界を超えて、リーダー、医療従事者、教育者としてコミュニティや国を向上させました。 軍人のジェームズ・マーティンは戦争で受けた傷を抱えながら、危険な状態にある子どもたちと自宅をシェアしています。パンデミック渦中も彼は手を差し伸べ、家族やファンのためにフットボールのライブ配信をしました。 教育者のトリメイン・デイヴィスは、コミュニティにWi-Fiホットスポットやラップトップ、ITのワークショップを提供し、生徒たちが人生や学校で成功するために必要なツールを全て手にできるよう、ノンストップで働いています。 また、スージー・ドーナーはタンパ病院のICUで働く看護マネージャー。彼女の記録は、悲劇の時にあっても希望を持つのは可能であることの証明です。彼女はパンデミックで祖母を亡くしました。それでも、ICUという戦闘地帯で他の人々の命を救おうと戦う姿は、最前線で自分の命を危険に晒すヒーローそのものです。 こうした戦士たちと共に歩き、こうしたチャンピオンたちと共に突き進み、私たちのキャプテンの使命を前へ伝えて行きましょう。私たちは勇気と思いやりを持って行動し、正しく公正なことを行って、彼らを讃えます。 今日、私たちが彼らを讃える一方で、毎日私たちを讃えてくれているのは彼らなのです」 ※この翻訳は、抄訳です。
Translation: Mitsuko Kanno