【天気予報】冬型の気圧配置 日本海側は大気不安定 太平洋側は晴れる所も 各気象台発表情報(29日午後)
発達中の低気圧がオホーツク海にあって北へ進んでおり、日本付近は冬型の気圧配置となっています。また、北陸地方から北日本の上空約5500メートルに、氷点下30度以下のこの時期としては強い寒気が流れ込んでおり、北日本から西日本では大気の状態が非常に不安定となっている所があります。北陸地方と東北地方では、26日から断続的にやや強い雨が降って大雨となっており、地盤が緩んでいる所があります。北日本から西日本では、30日にかけて大気の状態が非常に不安定となる所があるでしょう。各気象台が発表している予想です。(11月29日午後) 【画像】雨雲シミュレーション [雨の予想] 29日18時~の24時間予想降水量は多い所で、 東北地方 80ミリ 北陸地方 100ミリ 30日18時~の24時間予想降水量は多い所で、 北陸地方 100ミリ ■九州北部地方(山口県を含む) 【福岡管区気象台】11月29日16時00分発表 九州北部地方の上空約5500メートルには、氷点下24度以下の強い寒気が流れ込んでおり、大気の状態が非常に不安定となっています。 このため九州北部地方では、29日夜遅くにかけて局地的に積乱雲が発達し、落雷や竜巻などの激しい突風、降ひょうのおそれがあります。 ■中国地方 【広島地方気象台】11月29日05時05分発表 中国地方の上空約5500mには、氷点下27度以下の寒気が流れ込んでいる影響で、30日明け方にかけて大気の状態が非常に不安定となり、局地的に雷雲が発達するでしょう。 ■北陸地方 【新潟地方気象台】11月29日16時17分発表 本州付近は西高東低の気圧配置となっており、12月1日にかけて続く見込みです。また、30日にかけて北陸地方の上空には寒気が流れ込むため、大気の非常に不安定な状態が続くでしょう。 北陸地方では30日にかけて雷を伴って雨が断続的に強く降り、大雨となる所がある見込みです。その後も、12月1日にかけて雨の降りやすい状態が続くでしょう。雨雲が予想よりも発達したり停滞した場合、現在発表していない地域にも大雨警報を発表する可能性があります。これまでの雨や令和6年能登半島地震の影響により地盤の緩んでいる所があり、少ない雨量でも土砂災害の危険度が高まるおそれがあります。