【40代、50代】レイナ流メイクの極意/緩んだ目元を「インサイドアイライン」でくっきり!
■浮かずに目ヂカラがアップする「アイラインテク」・プロセス1 まつ毛の根元にインサイドラインを「ちょこちょこ」描き
「インサイドラインは、まつ毛の根元の下側の、粘膜との間のごくわずかな隙間に入れます。ポイントは、ひと筆描きしないこと。極細芯のジェルアイライナーを使って、ちょこちょこと描き進めるのが正解です」 鏡を斜め下に置き、反対の手の指でまぶたを持ち上げて、まつ毛の生え際がよく見えるように。目頭から目尻まで、2~3mmずつの短い線を描いてつなげていく。 左右の目の位置が顔の中心部側に寄った、求心的な顔立ちの人は、目頭を外して、目頭から5mmほど離れたところからスタートして目尻に向かって描くとバランスがよくなる。
使ったアイテムはこれ 40代、50代必携の極細ジェルアイライナー。とろけるように色がのるので、繊細なインサイドに優しいタッチで描ける。繰り出し式の1.5mmの極細芯で、インサイドラインを描くのに最適。汗、水、涙、皮脂に強いウォータープルーフ処方。こすれにも強いので、長時間にじんでこない。この「03」は、目元を引き締め、黒目を大きく見せる効果があるダークブラウン。
■浮かずに目ヂカラがアップする「アイラインテク」・プロセス2 アウトサイドラインは目尻のみに
「大人の場合、まつ毛の上側に描くアウトサイドラインは目尻のみが正解。ラインをはね上げたりせず、真横にすっと出すように描くだけで、たるんだ目尻がリフトアップして見えます」 鏡を正面に見て、反対の手の指で目尻の皮膚を少しだけ引っ張るように押さえて。目尻の2~3mm内側からスタートし、真横に向かって、長さ5~7mmのラインをすっと描く。
使ったアイテムはこれ 筆先が0.1mmと極細で、なめらかな描き心地のリキッドアイライナー。目尻のアウトサイドラインが繊細かつ自然ときまる。水、汗、皮脂に強く、一日中落ちにくい。
──「目は心の窓と言います。元気がないときにはどんよりし、うれしいことがあるとキラキラしますよね。40代、50代で思わず話しかけたくなるような表情豊かで魅力的な女性は、まなざしがキリッとしてキラキラと輝いています。目のフレームをくっきりさせ、黒目を大きく見せるインサイドラインをぜひ活用して、心の窓も一緒に開いてくださいね」 アイラインというと、おしゃれな雰囲気に見せるため、目を大きく見せるためのものと思っていたが、まなざしに力を持たせ、心の窓を開くためのものでもあった! 実際にアイラインを入れてみると、アイラインを入れていないときに比べて、話している相手が自分の目を見て、より楽しそうに話してくれているのを感じる。 アイラインを入れることによって、目の大きさや輝きを演出できるのに加え、そんなコミュニケーションの変化も楽しめる。大人のメイクの醍醐味なのだ。 【教えてくれたのは】 レイナさん メイクアップアーティスト。1978年生まれ。大学卒業後、大手化粧品メーカー勤務を経て独立。その人本来の美しさを引き出すメイクを得意とし、文化人からの指名も多数。女性向け媒体のメイク特集などで活躍するほか、完全予約制のメイクレッスンサロン「Crystalline(クリスタリン)」を主宰。著書も多く、近著に『45歳からの自分を好きになるメイク』(主婦と生活社)などがある。YouTubeの「REINA CHANNEL」でレイナさんが実演するメイクレッスンも必見! 撮影/藤澤由加<人物> ヘア&メイク・モデル/レイナ 取材・文/小田ユイコ