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コロナ禍のパラスポーツ普及活動難航 安全確保ハードル高く

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福島民友新聞

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、県内で期待されたパラスポーツの普及も進んでいない。  競技団体への支援を通じてパラスポーツの普及、推進に取り組む県障がい者スポーツ協会は4月以降、予定していた自主事業を凍結した。地域でのパラスポーツ教室など草の根の普及活動を展開し、昨年度の開催実績は130回を超えた。本年度を「普及の絶好機」と見込む中で活動に水を差された形で、担当者は「ただただ残念」と表情を曇らせる。  協会によると、パラスポーツは障害特性と競技特性を踏まえた感染対策が多岐にわたり、健常者の競技以上に安全確保のハードルが高い側面があるという。10月からは徐々に事業を再開したい考えだが、感染状況にも左右されるため先行きには不透明さが残るという。  いわき市は本年度、パラスポーツの一つ「ボッチャ」の普及を図るため、全中学校に用具を配備した。しかし、臨時休校などもあって授業時間の確保が難しい状況が続く。同市の玉川中でも授業計画の変更を余儀なくされ、1学期はボッチャの授業を行えなかったという。同校では、9月には体育の授業でボッチャを行う予定だという。10月の市中学校体育大会では、特別支援学級の生徒によるボッチャ競技も予定されている。  競技団体も活動が難しい状況が続いていたが、ようやく明るい兆しも見え始めた。白河市では9月21日からボッチャ日本代表の合宿が予定されている。県ボッチャ協会の村上普子事務局長は「東京パラは延期になったが、裏を返せばもう1年話題が続く」と前向きだ。「プラスに捉え、来年に向けて取り組みたい」と話す。

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