米銀発行のステーブルコイン「USDF」、初取引を実施
NBH銀行(NBH Bank)とニューヨーク・コミュニティ・バンク(New York Community Bank)は、プロヴェナンス(Provenance)ブロックチェーン上で米銀発行ステーブルコイン「USDF」の初めての取引を行った。NBH銀行がUSDFを発行し、試験運用の一環としてニューヨーク・コミュニティ・バンクの顧客に送金した。 USDFは、USDFコンソーシアム(USDF Consortiumu)が提供するステーブルコイン。先週設立が発表された同コンソーシアムは、米連邦預金保険公社(FDIC)の支援を受けている。 関連記事:米銀発行のステーブルコイン「USDF」、計画を発表 またプロヴェナンスは、プロベナンス・ブロックチェーン・ファウンデーション(Provenance Blockchain Foundation)が金融サービス業界向けに設計したパーミッションレスのパブリックブロックチェーンだ。 「USDFが暗号資産戦略における重要な必要要素であることが実証されるにつれ、2022年中に加盟銀行は急速に増加すると考えている」とUSDFコンソーシアムのアシュリー・ハリス(Ashley Harris)会長は述べた。 グローバル・ブロックチェーン・ビジネス・カウンシル(Global Blockchain Business Council)が19日開催した講演会では、米銀最大手のJPモルガン・チェースのスコット・ルーカス(Scott Lucas)氏が銀行間の相互運用性の必要性を強調した。 USDFコンソーシアムの加盟銀行はFDICに加盟しており、万一、銀行が破綻した際にも預金者1人あたり最大25万ドルが保護されるが、USDFも対象となっているかどうかは現時点ではまだ確認されていない。 |翻訳:coindesk JAPAN|編集:増田隆幸|画像:Shutterstock|原文:FDIC-Backed Banks Send Stablecoins in USDF First
CoinDesk Japan 編集部