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自分の預金が、知らないうちに誰かの役に立つ? 現役銀行員が教える「休眠預金等活用法」

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LIMO

新型コロナウイルスの影響が長引く中、「困っている人へ、早く必要な支援を」というのは多くの人が望んでいることかもしれません。そして、困っている人への支援策の1つとして今注目されているのが、毎年700憶円もが発生していると言われている休眠預金を活用した助成金です。 この休眠預金の活用のカギになるのが、「休眠預金等活用法」という普段あまり耳にすることのない法律なのですが、実際に困っている人にどのようにお金が渡っていくのかを、現役銀行員の著者が解説してきます。

「休眠預金等活用法」とは?

休眠預金とは「預金者等が名乗りを上げないまま、10年間放置された預金」のことです。そして、休眠預金等活用法とは「休眠預金を、社会課題の解決や民間公益活動の促進のために活用するための法律」になります。 休眠預金等活用法を理解するには「お金の流れ」と「登場する関連団体」がポイントになるのですが、正直申し上げてなかなか分かりにくいシステムになっています。とはいえ、曲がりなりにもお金のプロである銀行員として、この休眠預金等活用法の2つのポイントを、やさしく解説していきたいと思います。

休眠預金等活用法~①お金の流れ

休眠預金で、1つ目のややこしいところが「お金の流れ」です。困った人のために休眠預金が活用されるまでのお金の流れは、結構ややこしくなっています。   休眠預金が活用されるまでのお金の流れ  1.10年間動きがない等の理由で預金が休眠預金になる  2.銀行から預金保険機構へ休眠預金が移される(移管)  3.預金保険機構から「指定活用団体」へ委託(1回目の委託)。「指定活用団体」は委託を受けて、休眠預金を「資金分配団体」に分配(1回目の分配)する。  4.「資金分配団体」は「指定活用団体」から委託(2回目の委託)を受け、休眠預金を「実行団体」に分配(2回目の分配)する  5.「実行団体」が公益活動を実施し、困っている人に休眠預金(助成金)が活用される。 休眠預金が困っている人のために活用されるまで、このようなプロセスを踏むことになります。支援を必要としている人は大勢おり、個人が殺到したら収集がつかなくなるので取りまとめる存在は必要だと思いますが、「いくつも関連団体を経由して、周りくどいなあ」と感じてしまうのは私だけでしょうか? 

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