3COINS「クッション付きマウスパッド」の意外なメリットとは? Apple純正マウスで試してみた
パソコンでマウスを操作する際、マウスパッドを使うこともあるだろう。マウスの動きがスムーズになり、作業が捗ることに繋がる便利アイテム。せっかくマウスパッドを使うならば、手首の負担を軽減させるものを取り入れてみてはどうだろうか。今回紹介するのは、マウス操作の時に手首をサポートしてくれる3COINSの「クッション付きマウスパッド」だ。実際に使った感想や注意点を紹介していこう。 【写真】マウスパッドでMagic Mouseを使用する様子 ・3COINSの「クッション付きマウスパッド」 3COINSの「クッション付きマウスパッド」について簡単に見ていこう。形は独特で、手前に手首を置くクッションがあり、その奥はマウスが動くスペースだ。サイズは約23cm×19cm×厚みが1.5cmとなっている。材質は表面がスパンデックスで、触感はサラサラしている。一般的なマウスパッドのようなゴムの感触ではない。内側にポリウレタンゲルが入っていて、裏面はポリウレタンとなっている。 裏面は滑り止めのようになっているため、マウスを使っている時にマウスパッドが動くことはない。むしろ動かすには「クッション付きマウスパッド」を「はがす」必要があるほど、しっかりとデスクにくっついている(デスクの材質によっては、はがしやすいこともあるだろう)。ただゴミやホコリがつきやすいのは難点かもしれない。価格は330円(税込)だ。 ・手首の角度が緩やかになる 3COINSの「クッション付きマウスパッド」には、手首部分にクッションが付いている。低反発で、かためのジェルのような感覚。 これがあることで、マウスを使っている時の手首の角度が緩やかになる。筆者はiMacユーザーで、付属するAppleのMagic Mouseを使っているが、マウスに手を添えると手首とマウスがほぼ一直線になり、負担を軽減してくれる。指先を動かすと多少なり高さが出てしまうが、これはマウス操作としては仕方ない動きだろう。 次は山型のマウス(3COINSの「Bluetoothハイブリッドマウス」)を使ってみる。アップルの純正マウスと比べても、高さに違いがあることがわかる。 マウスに高さがあるため手首に角度がつくが、クッションがない時と比べると手首への負担は軽くなった。 ・マウスの動きはスムーズ Magic Mouseを「クッション付きマウスパッド」の上で動かしてみると、ポインターの動きはとてもスムーズだった。マウスパッドの表面がさらさらしているので、マウスのセンサーがしっかり反応するか不安だったが、ポインターがカクカクすることもない。ただし、マウスの仕様や個体差、使用環境によっては動きが鈍くなることもある。またホワイトLEDやブルーLEDのマウスは使用できない場合があるので、使う前には確認しておこう。 ・「クッション付きマウスパッド」を使う時の注意点 使ってみて不便だなと思ったのが、マウスを使ってドラッグする時だ。マウスパッド上でのマウスの位置によっては、ドラッグするときにクッションが邪魔になることがあるのだ。 筆者が使っているiMacの場合、フォルダにある写真をゴミ箱に入れる時にマウスを動かすとクッションにぶつかってしまい、マウスがそれ以上下に動かないことがあった。そうなるとゴミ箱に入れることができないのだ。ドラッグするときには、マウスの位置を確認しておいた方が良いだろう。できるだけ上にあった方が、上から下へのドラッグはしやすい。 ・姿勢が良くなるメリットも 「クッション付きマウスパッド」を使う前は、マウスはデスクの上のどこでも動かせる状態だったので、姿勢が悪くなってもそれに合わせてマウスの位置を変えることができていた。でも「クッション付きマウスパッド」を使うことで、マウスの定位置ができた。しかも、「クッション付きマウスパッド」はデスクにぴったりくっついていて動かないので、マウスを操作するときに体が起きて姿勢が元に戻るようになったのだ。パソコンを使っていると姿勢が悪くなりがちなので、これは思いがけないメリットといえそうだ。 長期間に渡ってパソコンで作業をしていると、手首へのダメージが出てしまうことがある。もはや職業病かもしれないが、時には痛みも感じてしまうだろう。それでは仕事に支障がでる人も少なくない。痛みの緩和だけではなく、これ以上症状をひどくさせないためにも、手首をケアするようなアイテムを取り入れてみるのも良いのではないだろうか。
川崎さちえ