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“リアリティ”番組のなかの“リアル”とは? ファイターが語る木村花さんについて

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ゴング格闘技

 ONE Championshipの世界女子アトム級王者のアンジェラ・リー(米国/シンガポール)が自身のInstagramアカウントで、世界中で問題になっている「ネットいじめ」について、「発言する前にどうか考えてください。それが誰かの命を救うことに繋がります」と訴えた。 【写真】「ネットいじめ」についての投稿が世界で話題になっているアンジェラ・リー  世界中で19万人近いInstagramフォロワーを持つアンジェラは、日本の女子プロレスラーの木村花さんがネットでの誹謗中傷により自らの命を絶ったニュースを知り、非常に残念に感じ、心を痛めたという。 「世間の目はそれだけでもプレッシャーになります。そこに人の評価、批判、無意識や憎しみなどのコメントが積み重なる。これで人は追い込まれます。だから、強い気持ちとポジティブな姿勢は大切です。気にせず生きていく日常の中でも、一つの通知、メッセージ、コメントなどについ目が行ってしまい、心の暗いところに響いてしまう。『とにかく無視をする』『そんなのは何の意味はない』『大きな気持ちで』『ポジティブにいよう』、そう言葉で言うことは簡単でも、実践することは難しい。ポジティブな気持ちでいようと頑張り続けると、ちょっとしたことでも追い込まれてしまう」と、誹謗中傷を受ける人達の苦悩を綴った。 「どうして一度も会った事のない人に対して、ネガティブなことや不幸なことを広めてしまうのでしょうか。その方々の気持ちは理解することができません。あなたの発する言葉は人の心を高揚させたり癒したりすることもできます。その一方で叩きのめし、人を壊してしまうこともできます。だからこそ、発言する前にどうか考えてください。それが誰かの命を救うことに繋がります」と、強く訴えている。  木村さんは、格闘技界とも縁が深く、2016年度のパンクラス ラウンドガールを「HANA」の名前で務めるなど活躍。母親の木村響子さんもパンクラスで4戦し、2勝1敗1分と勝ち越していることもあり、パンクラスは公式ブログにて「ご冥福をお祈りします」と、追悼のコメントと写真を掲載している。  アンジェラが、自身も世間の目に晒されるトップアスリートとして、誹謗中傷について「『とにかく無視をする』ことを実践するのは難しい。ポジティブな気持ちでいようと頑張り続けると、ちょっとしたことでも追い込まれてしまう」と吐露しているように、強いメンタルを持つファイターであっても、不特定多数の匿名からの攻撃は“スルースキル”を発揮することなどできず「壊れてしまう」ほどのプレッシャーであることは間違いない。  また、花さんが出演した『TERRACE HOUSE TOKYO 2019-2020』は、ネットで先行配信された後に地上波放送されるという時間差もあり、ネットでの炎上をYouTubeでの未公開映像の公開などでさらに煽り、地上波放送に繋げていた。 「放送前にどれだけ“話題づくり”ができるかが勝負」と言われる現在の番組作りは、ユーザーの否応なしに「勝手に向こうからやってくる」メディアであるSNSとの併用無くしてはありえず、いまやそれはすべての制作物において、共通する告知方法となっている。そんななかで、制作側は出演者を守り、演出にも気を遣う必要があったといえる。

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