FIA-F2とFIA-F3の2021年暫定カレンダーが発表。コスト削減策の一環で大会数を削減へ
11月10日(火)、FIA-F2とFIA-F3は2021年シーズンの暫定カレンダーを発表した。F2は8大会24レース、F3は7大会21レースが予定されている。 【写真】2020年FIA-F2第10戦ロシア 2位表彰台を獲得した角田裕毅(カーリン) すでに発表されているように、両選手権は2021年より大規模なコスト削減策を導入することになっており、レース週末のスケジュールを大幅に変更することや、エンジンリースおよび一部スペアパーツのコストの引き下げなどが合意された。 これまでF1のサポートレースとして開催されてきたF2とF3だが、2021年は両選手権ともに1大会3レースというフォーマットでF1と併催になる。ただし、同じ週末にF2とF3を開催することはなくなる。 今回発表された暫定カレンダーによると、2021年シーズンのF2は8大会24レース、F3は7大会21レースとなる。FIA-F2とFIA-F3のCEOを務めるブルーノ・ミシェルは、コスト制限策の一環で大会数は減るものの、新しい会場での開催を嬉しく思うとコメントを寄せた。 「先週の発表の通り、2021年に向けた我々のコスト制限策のひとつは大会数を制限することで、それは自動的にチームの予算を削減することになる」 「だがF1とFIAのサポートのおかげで、我々が各イベントごとに3レースを行うことができる。つまり(F2の)大会数は8に減ったが、2021年シーズンは過去3年と同様に24レースを開催できるということだ」 「F2の2021年暫定カレンダーは、ヨーロッパでの大会とフライアウェイの大会が組み込まれていて、開催地はドライバーとファンの間で常に高い人気のある場所だ。サウジアラビアのジェッダが加わることで、よりエキサイティングになる。F2の全大会がF1と併催で行われることもまた嬉しく思っている」 「(F3では)9大会から7大会になったかもしれないが、全体のレース数は事実上18戦から21戦に増えたことになる。ザントフォールトとオースティンでF3マシンが走るのを見るのはとても興味深い。このふたつは、我々にとってエキサイティングな新しい会場だ。また前年に素晴らしいレースを見せてくれたル・キャステレにも戻るつもりだ」 なお、カレンダーは世界モータースポーツ評議会(WMSC)で承認を得た後に確定する。 ■2021年FIA-F2暫定カレンダー(2020年11月10日発表) Round/日程/レース 1/3月26~28日/サクヒール 2/5月20~22日/モンテカルロ 3/6月4~6日/バクー 4/7月16~18日/シルバーストン 5/9月10~12日/モンツァ 6/9月24~26日/ソチ 7/11月26~28日/ジェッダ 8/12月3~5日/アブダビ ■2021年FIA-F3暫定カレンダー(2020年11月10日発表) Round/日程/グランプリ 1/5月7~9日/バルセロナ(※契約締結が条件) 2/6月25~27日/ル・キャステレ 3/7月2~4日/シュピールベルク 4/7月30~8月1日/ブタペスト 5/8月27~29日/スパ・フランコルシャン 6/9月3~5日/ザントフォールト 7/10月22~24日/オースティン [オートスポーツweb ]