【腕に至宝】プラチナの鎧を纏う、ブレゲのグランド・コンプリケーションに目を見張る!
メゾン創設当初から受け継がれる革新の精神が凝縮された、極めて技術的なモデルに注目!
ダイヤル上で明確な役割を果たす4本の針――スーパールミノバ®を塗布した2本のブレゲ針は平均太陽時の時分を、ゴールドのサークルを冠した針は真太陽時を、錨のついた針は日付をそれぞれ表示。 【画像】「マリーン トゥールビヨン エクアシオン マルシャント 5887」を見る ブレゲ「マリーン トゥールビヨン エクアシオン マルシャント 5887」は、「マリーン」コレクションの技術を象徴する至宝であり、その表情はミステリアスなオーラを放ちます。 シリーズの新作は、このタイムピースに搭載されたムーブメント、キャリバー 581 DPEを守るために、強固なプラチナのケースが選ばれています。
詩的なまでに美しさをたたえる“夜空の下に広がる大海原”
ブレゲ「マリーン トゥールビヨン エクアシオン マルシャント 5887」は、2017年にプラチナまたはローズゴールド製の直径43.9mmのケースに海洋モチーフのダイヤル、2020年にローズゴールドの温かみのある光沢とチョコレートカラーの文字盤を組み合わせたモデルを発表。 そして今回、シリーズの新作として、コインエッジの装飾をあしらったケースの素材に穏やかな強さを持つプラチナをチョイス。 グレーの色調を持つこの貴重な金属は、ギヨシェ彫りであしらった「ウェーブ」模様のブラックのダイヤルと組み合わされ、銀色の月の光に静かに照らされた大海原をイメージさせます。
自動巻キャリバー 581 DPEに、3つの超複雑機構を搭載
メゾン創設当初から受け継がれる革新の精神が凝縮された「マリーン トゥールビヨン エクアシオン マルシャント 5887」は、自動巻キャリバー 581 DPEに3つの超複雑機構である、ランニング・イクエーション・オブ・タイム、パーペチュアル・カレンダー、トゥールビヨンを搭載しています。 「ランニング・イクエーション・オブ・タイム」は、日常生活で一般市民が使う時分を表す平均太陽時と、古代から使用されているも不規則な(日によって最大14分の遅れや16分の進みが生じる)真太陽時との差を、イクエーション・タイム・カムの形状をなぞるフィンガーが情報を読み取り、均時差レバーを介して同時に表示することができます。 このモデルでは蓄光のブレゲ針は平均太陽時を示し、ダイヤモンドでポリッシュと装飾が施された、ゴールド仕上げのリングをあしらった針は真太陽時を示します。その2本の分針によって均時差を瞬時に読み取ることができます。 機械式カレンダーのように機能する「パーペチュアル・カレンダー」は、錨型のレトログラード針が文字盤上部の1から31まで目盛りが入った円弧状の表示を移動して日付を示し、10時30分位置と1時30分位置に開いた2つの窓で曜日、月、閏年を表示します。 アブラアン-ルイ・ブレゲが1801年に特許を取得した「トゥールビヨン」は、チタン製キャリッジとシリコン製ひげゼンマイ付きブレゲ テンプを備え、5時位置に取り付けられています。 ダイヤル上の8時から9時30分位置の間にセットされたブルーのインジケーターでパワーリザーブが確認でき、時計が完全に巻き上がった状態で80時間のパワーリザーブを有します。 ケースバックからは、ウェーブ模様のプラチナ製ペリフェラルローターが手作業でエングレービングを施したキャリバー 581 DPEを囲み、1752年に就役した王国海軍の軍艦「ロイヤル・ルイ号」のシルエットが浮かび上がり、香箱には羅針盤の装飾が施されています。
梶井 誠