【ソフトバンク】球界屈指の昭和・平成プロレスマニア村田賢一、来季はジャンボ鶴田の登場曲に…契約更改
球界随一の昭和・平成プロレスマニア、ソフトバンクの昨年ドラフト4位・村田賢一投手が29日、みずほペイペイ内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、現状維持の1000万円(金額は推定)でサインした。 【詳細データ】村田の球歴など ルーキーイヤーの今季は1登板に終わった。同期入団の岩井、沢柳、大山がプロ初勝利を挙げただけに「仲間としてはうれしいところですが、それ以上に『僕もやらなきゃ』と」と来季へのバネになったようだ。 リアルタイムで接してないはずなのに、昭和・平成のプロレスが大好き。今季は天龍源一郎(サンダーストーム)と三沢光晴(スパルタンX)の登場曲を用意していたが、1軍ではホームでの登板機会がなかっただけに、ファンに披露することができなかった。2軍のタマスタ筑後では奏でていたが「しっくりきてなかった」とのことで、来季は心機一転、ジャンボ鶴田の登場曲「J」に変更する。 課題の球速アップのため、現在89キロの体重を「月2キロの計算」で95キロまで増量する。それこそプロレスラーのような体格に肉体改造するのか? 「プロレスラーのような体は良くないかもしれないですね。あの人たちは(筋肉増量が原因で)インピンジメント(主に肩関節に引っかかりを感じる症状)になっても何とも思わないですけど、僕らなっちゃうとまずいんで」と野球選手らしい体格を身につけるとした。 ところでなぜ、いにしえのプロレスが好きなのか。 「注目が集まってましたよね。今でこそ興行収入は大きいですが、地上波ではやっていない。(地上波で放送されていた当時に)注目されている中で、スターが輝けるというのが、すごくいいのかな。今、プロレスのスターと言ってもピンと来ないですよね。アントニオ猪木さんたちがすごいなと単純に思います」 会見をジャンボ鶴田の「オーポーズ」で締めた村田。2年目の来季、昭和のプロレスラーのように、マウンドで唯一無二の輝きを放つ。
報知新聞社