「ポケモンGO」ブーム 、子どもの「スマホ禁止宣言」を出した町は今
子どものスマホ利用制限で29%が「勉強に集中できるように」
その1年後、「新しいルールを決めたことで生活に変化はあったか」を問うアンケートを実施したところ、以下のような結果だったという。 勉強に集中できるようになった: 29.0% 睡眠時間が増えた: 19.3% 精神的に楽になった: 4.8% 特に変化はない: 59.4% 刈谷市生涯学習課の担当者は、「(呼びかけは)スマートフォンを一律に使わせないようにしようということではなく、スマートフォンとの付き合い方について、家族間で考えてもらうきっかけを作ることが目的です」と語る。 現代社会は、新しい技術やソフトの登場でそのありようが劇的に変わる。子どもの発育や安全確保を図りながら、情報技術の発展やコミュニケーションのあり方の変化にどう対応すべきか。「子どものスマホ禁止」を呼びかける自治体の出現は、そんな課題について改めて考えるきっかけになるのかもしれない。(根本聡一郎/THE EAST TIMES)