グラビアも話題、高鶴桃羽の波乱万丈な半生「ウクライナ侵攻で砕かれたバレリーナへの夢」
人気恋愛リアリティショー番組『オオカミちゃんとオオカミくんには騙されない』の出演で一躍注目を浴び、俳優、モデル、バラエティと着実に活動の場を広げる一方で、均整の取れた抜群のスタイルを武器にグラビアの世界にも進出。今年1月からはアイドルグループ「君と見るそら」のメンバーとして精力的にライブ活動を行うなど、芸能活動を始めて2年で八面六臂の活躍を見せる高鶴桃羽。幼少期からバレエに打ち込み、中学生からスイスやベルギーに短期留学。高校時代、ロシアに長期留学するも、ウクライナ侵攻で帰国を余儀なくされるなど、21歳にして波乱万丈な彼女の半生に迫る!(前後編の前編) 【写真】水着グラビアでも話題に、高鶴桃羽の撮り下ろしカット【9点】 フランスで結婚した日本人の両親の元、パリで生を享けた高鶴は、父の仕事の都合で2歳のとき、札幌に移住した。 「フランスにいた頃のことは断片的に覚えていて。何度かフランスに里帰りをしているんですが、当時遊んでいた場所などに行くと、ぼんやりとですが記憶が蘇って、懐かしい気持ちになります」 一人っ子なので遊ぶ相手もいない。年齢的に保育園にも入れなかった。日本の友達を作ってほしいという思いから、母は2歳の娘をバレエ教室に入学させた。 「毎日、お母さんと散歩しているコースの途中にガラス張りで中が見えるバレエ教室があって、いつも私が楽しそうに見ていたみたいで。お母さんも小学生までバレエをやっていたのもあって、教室でお友達もできるだろうという期待も込めて通わせてくれたんです」 本気でプロのバレリーナを目指し始めたのは小学1年生のとき。初めて出場したコンクールがきっかけだった。 「大勢の方がいる前で、一人でバレエを踊って、初めて審査員の方に審査をしていただいて。『技術云々ではなく踊ることの楽しさが伝わって、心が躍っているのも見えた』と言ってもらえたんです。見ている側の皆さんに『楽しい』と思ってもらえたのがうれしくて、本気でプロのバレリーナを目指そうと思いました。それまでバレエ教室には、週1、2回しか通っていなかったんですが、コンクールをきっかけに週6,7日に増やしてバレエ漬けの生活でした」 プロのバレリーナを目指した小学生の時点で、バレエ留学を視野に入れていた。両親にも相談して、早くからバレエに打ち込める環境を作るために、芸術活動に重きを置いた中高一貫校の女子校に進学した。