あらゆる食品の中でも栄養バランスに優れたキウイフルーツ。 毎日の摂取を続けることで、生活習慣病の予防・改善に。
さまざまな臨床実験によって検証される、 栄養源としてのキウイの健康価値。
ゼスプリ本社でイノベーションマネージャーを務めるポール・ブラッチフォード博士は、キウイのキーワードは〈健康〉だと言います。 キウイが健康にどのような貢献するかを実証し、それを発信していくことでブランド力のアップにつなげる研究をしています。 「1個で不足しがちな食物繊維が補えるグリーンキウイは、アクチニジンというタンパク質分解酵素の活性が高いのが特長。食べ続けることで快便を維持でき、腸内環境が整います。サンゴールドは1個で1日に必要なビタミンCを摂ることができ、活力アップや免疫機能のサポートをしてくれます。最近登場した果肉が赤いルビーレッドは、ポリフェノールの一種のアントシアニンが豊富。抗酸化作用が期待されます」。 (ルビーレッドは4月~5月中旬頃までの販売) キウイは、摂取後血糖値の上昇が穏やかな低GI(グリセミックインデックス)でもあると、ブラッチフォード博士。博士はオークランド大学と連携して研究を進めているとのことなので、オークランド大学の研究者にもレクチャーを受けました。
オークランド大学の人間栄養学科で、〈キウイによる代謝の健康効果〉を研究しているのが、ジェニファー・マイルズ・チャン博士。食事、健康、病気の予防の関連を確立するため、検証実験を行なっています。 現在アジア圏内では2型糖尿病が蔓延している現状があるそうですが、それはアジア人は肥満ではなくても内臓脂肪が多い傾向にあることに関連していることがわかっているとのこと。欧米人の肥満は皮下脂肪が多いケースがほとんどですが、アジア人は体格が小さいこともあり痩せていても内臓脂肪が溜まりやすいのだそうです。 マイルズ・チャン博士は、低GI食品であるキウイに注目。食前にキウイを食べると血糖反応が低減すること、グリーンキウイとサンゴールドキウイを8週間食べ続けたら血圧が下がって安定すること、12週間食べ続けると血中脂質が改善し腹囲が減少したことなどが治験の結果明らかに。キウイの摂取が食後のエネルギー代謝に与える影響を解明しつつあります。