【卓球】張本智和が中国の世界2位林詩棟を撃破して決勝進出「レベルが一番高い相手で頭使った」
卓球の世界ランキング上位選手で争うWTTファイナル第4日は23日、福岡・北九州市立総合体育館で行われ、男子シングルス準決勝は10月にアジア王者に輝いた世界ランク7位、張本智和(21=智和企画)が同2位、林詩棟(中国)にアジア選手権決勝でのリベンジをさせず、フルゲームの末4-3で逆転して、優勝に王手をかけた。 成長著しい張本が、難敵中国の格上相手に連勝で決勝進出を決めた。2ゲーム先取されながら、フォア多用の戦術変更などでフルゲームの末に逆転勝利。勝利の瞬間、首を左右に振るダンス風のパフォーマンスで歓喜して、そのまま腹ばいでコート上に寝転んだ。「今まででレベルが一番高い相手で、頭を使った」と声を弾ませた。 10月のアジア選手権男子シングルスでは、林を決勝で下して、日本男子50年ぶりの頂点に輝いた。74年横浜大会の長谷川信彦以来、半世紀ぶりの快挙だった。そして、WTTファイナルへは「24年最後の国際大会で、今年の集大成」とし、全身全霊を注ぐ覚悟だった。今大会も初戦で同5位の梁靖崑(中国)を破るなど快進撃を続けている。