<ONI~神々山のおなり>アニー賞2冠の話題作 NHK・Eテレで年始放送 「スキップとローファー」も 石川県ゆかりのアニメで震災復興を応援
NHK・Eテレで、今年1月の能登半島地震から約1年となる2025年1月に石川県ゆかりのアニメ2作品が放送されることが分かった。震災からの復興を応援するべく、米カリフォルニア州バークレーと石川県金沢市にスタジオを構えるトンコハウスが制作し、「第50回ア二ー賞」を2部門で受賞したことも話題の「ONI~神々山のおなり」が、2025年1月2、3日の各日午前10時から放送される。石川県珠洲市をモデルとした町が登場する「スキップとローファー」が、1月5日から毎週日曜午後5時に放送される。 【写真特集】石川県ゆかりの名作アニメ! 話題になった「スキップとローファー」も
「ONI~神々山のおなり」は、ピクサー・アニメーション・スタジオでアートディレクターを務め、2015年に短編アニメ「ダム・キーパー」でアカデミー賞にノミネートされたことでも知られる堤大介さんが監督を務めるオリジナルアニメ。日米のスタッフによるCGアニメで、「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」などの岡田麿里さんが脚本を手がけた。
舞台は、八百万(やおよろず)の神々や妖怪たちが住む神々山。おてんば娘のおなりは、伝説の英雄“グレートヒーロー”に憧れ、新たな英雄を目指していた。古くから山の神々が恐れる“ONI”の脅威が数カ月後に迫る中、神々たちは山を守るため技に磨きをかけるが、おなりには特別な力が一向に現れない。理想と現実の間で葛藤するおなりに、新たな真実が立ちはだかることになる。
「スキップとローファー」は、「月刊アフタヌーン」(講談社)で連載中の高松美咲さんのマンガが原作。地方の小さな中学校から東京の高偏差値高校に首席入学した“田舎の神童”の岩倉美津未の高校生活を描く。アニメは「ローリング☆ガールズ」などの出合小都美さんが監督を務め、シリーズ構成も担当。「パリピ孔明」「SHIROBAKO」「白い砂のアクアトープ」などのP.A.WORKSが制作した。2023年4~6月に放送された。