「ある日、常務から呼び出され…」ほぼ平社員が任されたのは、億単位のプロジェクト!? 奮闘した先に待ち受けていた“意外な結末”
先日、私がプロジェクトリーダー兼主任研究員を務める企画の予算が通りました。 このプロジェクトは3年前から構想を重ね、5年計画で商品化するつもりで進めています。ここ3年、数えきれないほどのデータを集め、検証を重ね、海外の研究所ともセッションを繰り返し、ようやく、やっとこさ、 【3年前に反対されたときは…】ただの老害!? 「インターネット、はて?くらいの素人なのに…」最先端技術を競う職場で、年配の経営者の意見を無視した結果…
いけるんじゃない!?
というところまで漕ぎつけた技術です。 ハッキリ言って、スタート直後は、「そんな技術できるハズない」と言われたり、「特許を出願しても意味がないのでするな」と言われることもあり散々でした。 しかし、3年も経つと上層部も様変わりするもので、あの時反対していた偉い人達の多くは勇退されました。組織とは、サラリーマンとは諸行無常ですな。 そんな中。昨年より徐々に技術が認知されるようになり、「この技術凄くない?しかも、現実味帯びてきてるやん!」とジワジワ注目されるようになりました。 しかし! 勢いにのったところで、頼りにしていた副主任研究員が会社を去りました。 嘘みたいに優秀な後輩で、海外の研究所からのオファーも蹴って入社。この分野の研究員になりたいから!と同じチームに配属された人物でした。プロジェクトメンバーとの相性もよく、お互いに高め合う良き理解者でした。 でも、去っていきました。彼の退職理由は、
難易度の割りに全く評価されない
から。これは、本当にしんどいことで、私も2年前に退職を考えた理由と全く一緒でした。 いや待って。脂がのっているプロジェクトの主任と副主任が全く評価されないと言う時点で、おいおいその企業どうなってんねん!としか思えない。技術としても十分マネタイズできる分野なんですよ。 それなのに、そこいらでサボっている人と全く同じ評価を受けるので、バカバカしくもなるのです。はい。 ごめんなさい。愚痴りました。 ちなみに退職後、彼は秒で就職先が決まりました!そりゃそうか! 一定の結果も出し、難易度も高いのに何故か関わるメンバーには評価が与えられない。こんな踏んだり蹴ったいな扱いも受けながらも、商品化の目途が立ちました。ようやく上席発表までこぎ着け、発表会では値段や条件が違う3つのプラン、『A』・『B』・『C』を提示しました。 『A』が最もコストがかからないプラン、『C』が一番コストがかかる。 企業も確実な技術にしか投資をしたくないはず。もしかすると、プラン全部おじゃんになるかもしれません。 うーん。どうだろ。良くて、『A』で稟議が通るかな~と思っていました。 んが!