高校女子サッカー開幕!史上初の3連覇を狙う藤枝順心は17ゴールで快勝、3度優勝を誇る地元・日ノ本学園がPKで1回戦敗退
■第33回全日本高等学校女子サッカー選手権大会(29日、兵庫、三木総合防災公園陸上競技場 他) 未来のなでしこたちが日本一を目指して争う、第33回全日本高等学校女子サッカー選手権1回戦20試合が29日に行われ、大会史上初の3連覇に挑む藤枝順心(静岡)は初出場の近江兄弟社(滋賀)と対戦し、17ー0で勝利を収めた。 今までの9地域代表制から今大会から初めて全都道府県から代表校が出場、参加チームは前回大会の32チームから52チームに大幅アップした。 大会史上初の3連覇に挑む藤枝順心は創部5年目で初出場となった近江兄弟社相手に前半からゴールラッシュ、来年2月から女子サッカー・WEリーグのアルビレックス新潟レディースに加入が決まった藤原凛音(3年)が2ゴール、弦間結月(3年)がハットトリックを達成するなど前半だけで10得点。後半も植本愛実(3年)、尾辻 夏奈(2年)もゴールをあげてハットトリックをマーク、後半にも7得点をあげて17-0の快勝。藤枝順心は3選手がハットトリックを達成した。 2年連続準優勝の十文字(東京2)は前半3分に先制ゴールを奪うと、その1点を守り切り、福井工業大学附属福井(福井)に競り勝った。 3度の優勝経験がある地元兵庫の日ノ本学園は8年連続9度目の出場となった東海大学付属福岡(福岡)と対戦、0ー0でPK戦を迎えると先行の日ノ本は3人目、4人目が失敗、東海大学付属福岡は全員が決め、4ー2で地元の日ノ本学園が1回戦敗退。鹿島学園(茨城)は1年生のFW田口結菜が今大会初のハットトリック、途中出場の小森真未(3年)が4得点と圧倒的な攻撃力を見せつけて松山東雲(愛媛)に14ー0で快勝した。 6校合同チームで挑む沖縄代表は初出場の八戸学院光星(青森)に5ゴールを奪われて1回戦で姿を消した。 明日、30日に2回戦が行われ、藤枝順心は鳥取城北(鳥取)と対戦、2年連続準優勝の十文字はU-17日本代表、2年生FWの佐藤ももサロワンウエキを擁する大商学園(大阪)と対戦、2回戦屈指の好カードとなった。