実は体に良かった!「不健康そう」な食べ物 10
ラビオリ
どんな炭水化物がいいのかという基準を、もう一度考え直す時がきた模様。 医学雑誌『BMJオープン』で紹介された最新の研究によると、普通にパスタを食べていれば、ボウル1杯のキヌアを食べるとの同じくらい体重が減るという。 「茹でてから冷やすのがコツです」と教えてくれたのは栄養士のローラ・ティルトさん。「これで炭水化物がレジスタントスターチ(難消化性でんぷん)に変化して、食欲を抑えるだけでなく、抗がん作用があるといわれている短鎖脂肪酸も増えます」 スーパーマーケットで売っているような3分でできるラビオリなら、簡単に実践できる!
マンゴー
スーパーフルーツの思わぬ競合相手がマンゴー。普通の冷凍ベリーとは比べ物にならないくらい糖分が高く、その実力はアサイーやクコの実に比べるといまいち不明瞭なところがあるマンゴーだけれども、2つの利点があるという。 オクラホマ州立大学は、マンゴーを食べた肥満の被験者の血糖値が安定したことを発見した。もう1つの研究では、二日酔いのマウスにマンゴージュースを与えたところ、二日酔いが治ったという。
スパークリングワイン
記憶とアルコールは逆相関関係にある気がするが、シャンパンに関してはどうもそうでないらしい。グラス一杯のスパークリングワインには、加齢と共に衰える記憶力を守る効果があることを、レディング大学の研究グループが発見した。 研究者は、ピノノワールとピノムニエのぶどう品種に含まれるフェノール化合物が影響していると考えている。涼しい気候で育ったぶどうは、寿命を伸ばす効果があるレスベラトロールを多く含んでいるそうなので、イギリス産のスパークリングワインをぜひ試してみて!
ケチャップ
チキンナゲットやフレンチフライに欠かせないケチャップ。この赤いソースには実際多くの利点があると、ゴギンスさん。 『アメリカン・ジャーナル・オブ・クリニカル・ニュートリション』によると、トマトに含まれる抗がん性栄養素リコピンは生のトマトそのままよりも、トマトペーストにした方が吸収率が2.5倍以上もアップすると発表している。 さらにリコピンは脂溶性なので、脂と一緒に摂るとより効果的なのだとか。(ナゲットについてはとくに言及されていないけど……。)