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Museum from Home:川崎市岡本太郎美術館「音と造形のレゾナンス-バシェ音響彫刻と岡本太郎の共振」

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美術手帖

 今年は大阪万博から50周年の節目の年。そんななか再び注目を集めている「バシェ音響彫刻」を一堂に紹介する展覧会が、川崎市岡本太郎美術館 「音と造形のレゾナンス-バシェ音響彫刻と岡本太郎の共振」だ。  「音響彫刻」とは、フランソワ・バシェとベルナール・バシェの兄弟が制作した、誰でも自由に演奏することのできる楽器でありオブジェ。1970年の大阪万博では、鉄鋼館のディレクターであった作曲家・武満徹がフランソワ・バシェを招聘し、音響彫刻を制作・展示。「芸術はすべての人と共有するものである」という理念を貫いた岡本太郎の《太陽の塔》とともに、多くの人々の注目を集めた。  以降、音響彫刻はそのまま鉄鋼館に保管されていたが、2013年頃から大阪府、東京藝術大学、京都市立芸術大学が中心となって修復・復元作業が行われ、現在は当時と変わらぬ造形美と音響を取り戻している。  本展には17点の音響彫刻のうち、復元された5点が一堂に集結。それぞれ異なる個性を持つ《高木フォーン》《川上フォーン》《桂フォーン》《渡辺フォーン》《勝原フォーン》を、岡本太郎の絵画や彫刻、レリーフ作品の並ぶ空間で共演させる試みだ。  なお美術館のウェブサイトでは、本展の様子がVR技術を利用して公開中。またYouTubeでは展示室の360度映像や、音響彫刻の演奏動画なども見ることができる。

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