Yahoo!ニュース

IDでもっと便利に新規取得

ログイン

茂木健一郎「脳科学的に見たら、モテる男の条件は明快です!」

配信

LEON.JP

「ボロは着てても心は錦」が本当のジェントルマン

男は少年の頃から『ワンピース』のような男同士の友情ものとか、ライバルものとかは喜んで読むけど、女性に対してどう振舞うといいかをマンガで学ぶ機会がない。そういうマンガもないしね。それどころか、さらに作られた「男らしさ」にハマっちゃう人が多い。 出世とか権力とかお金とかが題材のマンガも多いでしょう。そういうことがカッコいいと思っちゃうと危ないよね。それはまさに「従来型の男のファンタジー」に過ぎないから。 僕、今朝イギリスから帰ってきたんだけど、イギリスって「ジェントルマンの国」というイメージがあるでしょう。でも「ジェントルマン」って、外見じゃないんですよ。今回はケンブリッジに滞在したんだけど、僕みたいにヨレヨレのTシャツにシワシワのジャケットでもちゃんとしているほうなんですよ。みんなもっとちゃんとしていない(笑)。 「ジェントルマン」は、見た目じゃなくて、相手の心を思いやったり、苦しいことやトラブルがあった時に、ユーモアのセンスをもってそれを切り抜ける余裕のある人のことを言うんです。 ある時、イギリスの田舎にあるカフェにいたら、金髪で鼻ピアスの怖そうな兄ちゃんがガンッてドア開けて店に入ってきたんですよ。「こいつにガンつけられたらやべぇな」って思うような外見でね。その兄ちゃんがドア開けたまま、また出て行くの。 何するのかなと思って見てたら、車いすに乗ったおばあちゃんを押して入ってきた。彼は見た目がそんな感じでも、中身がジェントルマン。「ボロは着てても心は錦」なんだよ。こういう人は、きっと少女漫画に出てくるよね(笑)。

「今日はフレンチ食べたくない」と言われたとき、どう振る舞えるか

それから、相手に不条理なことを言われても、心の余裕を持つことが大事。特に、クルクルと気が変わるパートナーの女性にも余裕を持てるかどうかがポイントです。 例えば、すごく人気のあるフレンチのお店を苦労して予約したのに、当日になったら「私、行きたくない」なんて言われたとする。「今日はフレンチ食べたくない」とか、「やっぱり中華がいい」とか「お腹空いてない」とか。そんな時どうするか。 「お前なぁ、俺がどれぐらい苦労してここ予約したと思ってんだ!」とか、「食べたいって言ってたのになんで今日は食べたくないんだ」とか、そういう場面、よくあるでしょう。あれはNG。おそらく少女漫画だったら、「そうだね、今日はフレンチじゃないよね」とサッと切り替えて、笑顔で返す余裕がある人がジェントルマン。 そこで、脳科学者としてぜひおすすめしたいのが、「人工知能的なパターン学習」なんですよ。やっぱり脳はディープラーニング(深層学習)が大事。いろんなビックデータを収集して初めて行動に移せるわけです。 恐らく今の日本の男性の息苦しさって、「男はこう振舞うもんだ」っていうパターン学習が古すぎて、新しい情報が入らないんです。つまり、時代に合っていないことばかりしている。 「カッコ良さ」って常に進化していくから、いろんな作品や、人の振舞いを見て、日々パターン学習していく必要がある。パターン学習すると、こういう時はこうしたほうがいいかなって脳がそれだけ体系化してもっとラクになるんじゃないかと思います。 学習すれば意外とすんなり先に行ける気がするんですけどね。とらわれて新しいものをインプットできないんじゃ、もったいないよね。

【関連記事】