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茂木健一郎「脳科学的に見たら、モテる男の条件は明快です!」

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LEON.JP

少女漫画のモテる男には、科学的な裏付けがある

僕ね、少女漫画をよく読んでいた時期があるんです。少女漫画の中には、女性が男性のことを「こういう瞬間がかっこいい!」と思うシーンが必ず描かれています。 例えば、男性がクルマを運転していて、何かトラブったとする。駐車場にクルマを入れたり、狭い道で対向車とすれ違ったりするとき、助手席の女性が何か言うと、世の男性って「うるさい、黙ってろ!」なんてつい言っちゃうでしょう。「運転してるのに気が散るから黙っていてほしい」ということだと思うけど、これはもうアウトですよね。だって、少女漫画でそんなこと言う男性は描かれていない。 男性はトラブルがあっても沈着冷静で、難局は自分で切り抜ける。その上で、「君、大丈夫だった?」「ごめんね、心配かけちゃって」と女性をいたわる。そういうパターンが少女漫画の中に溢れているわけです。 実はこれ、かなり科学的な裏付けがある。進化生物学上のカッコ良さの定義に、ハンディキャップ仮説というのがあります。ハンディキャップがあっても、まるでそんなものはないかのように振舞うオスがメスに選ばれるという仮説です。 例えばクジャクの羽。あんなものを広げたら重いし動きづらいし、邪魔じゃないですか。それにもかかわらず、優雅に軽やかに動いていることが、生命としての卓越した能力を表している。だからメスが惹きつけられる。

おじさんは、圧倒的にパターン学習が足りない!

最近だと、京都アニメーションの『Free!』という男子水泳部の青春群像劇も一見の価値があります。男子水泳部だからいろんなタイプの男の子がたくさん出てくる。そこでの一人一人の描かれ方は、女性が求める男性像のパターン認識として重要なデータです。 実は、そういう作品に出てくる男子には、いくつか共通するポイントがあるんですよ。 「困ったことがあっても人のせいにしない」 「人に当たり散らさない」 「自分で解決する」 「パートナーに気遣いがある」 男性からすると、「そんなの女のファンタジーじゃないか」って思うかもしれないけど、現実として女性は「そういう男性がいいな」と思っているわけです。 考えてみたら、女性だって、「こういうのがカワイイ」「キレイとはこういうこと」という男のファンタジーに合わせて努力しているわけです。果たして男性はそういう努力をしてきたのか、男性は一度振り返るべきですね。 女性に突然、「君、ちょっと今日化粧が悪いねえ」とか、「なんかちょっと老けたんじゃないの?」「太ったんじゃないの?」っていうアプローチで声をかけちゃうおじさんがいるけど、そんな人、少女漫画に絶対出てこないでしょう(笑)。 LEON読者も少女漫画を読んでみたらいいと思うんです。僕、今、真面目に話してるんですよ。僕自身、少女漫画を読んでいて、脳科学や認知科学的な立場から、「男性は圧倒的にパターン学習が少ない!」と気がついたんですから。

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