「年収400万円世帯」いわゆる標準家庭の貯蓄額はいくらか。共働きの割合はどのくらいか
標準世帯の共働きの割合は?
日本の専業主婦家庭と共働き世帯の割合は1995年前後を境に逆転しています。 専業主婦世帯は1980年に1100万世帯を超えていましたが2021年には566万世帯まで減少。共働き世帯は約600万世帯から1247万世帯に増加しています。 年収400万円台の標準的な家庭では、どのくらいの世帯が共働きなのでしょうか。 年収400万円~450万円勤労世帯/家族の状況 ・世帯主の平均年齢:50.7歳 ・世帯人数の平均:3.1人 ・(うち18歳未満の世帯人員:0.81人) ・世帯主の配偶者のうち女性の有業率:39.1% 年収450万円~500万円勤労世帯/家族の状況 ・世帯主の平均年齢:49.8歳 ・世帯人数の平均:3.18人 ・(うち18歳未満の世帯人員:0.85人) ・世帯主の配偶者のうち女性の有業率:49.5% 年収400~450万円世帯では約4割、450万円~500万円世帯では約5割が共働きのようです。 とはいえ、このデータでは世帯主の平均年齢が約50歳、18歳未満のこどもが1人という家庭像になりますから世代間でのギャップはあるかもしれません。
まとめにかえて
年収400万円台世帯ではおよそ半数近い世帯が共働きで、貯蓄は1000万円弱であることがわかりました。 また、保有する貯蓄のうち50%以上が預金となっているため、効率よく貯蓄を増やしたい方は有価証券や貯蓄系の生命保険などをうまく活用するとよいでしょう。 参考資料 ・国税庁「令和2年分民間給与実態統計調査について」 ・生命保険文化センター「月々の生活費は平均していくらくらい?」 ・独立行政法人 労働政策研究・研修機構「専業主婦世帯と共働き世帯」
尾崎 絵実