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エキゾチック動物の牧場が米国で増加、飼育数はなんと125種100万頭

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ナショナル ジオグラフィック日本版

キリンやシマウマ、オリックスなどの飼育・売買、静かに盛り上がり

「ここには野生より多くのオリックスがいます」。バギーを運転するブライアン・ギルロイ氏が言った。 ギャラリー:エキゾチック動物牧場の実態 写真11点  シロオリックスとその近縁種アラビアオリックスは、美しい角をもつことからユニコーンのモデルとも言われる。ただし、伝説上のユニコーンと同様、これらの動物を見つけるのは困難をきわめる。どちらも野生では絶滅したと考えられているためだ。  だが、私(筆者のダグラス・メイン氏)は今、米国テキサス州でバギーに乗りながら、岩だらけの土地を疾走する約30頭のオリックスの群れを見ている。  ギルロイ氏が営むワイルドライフ・パートナーズ社は、約700ヘクタールの土地とオリックスなどの動物を所有し、テキサス州で最も新しく、最も大きな部類に入る「エキゾチック野生動物」の牧場を運営している。エキゾチック動物とは家畜ではない外来の野生動物のことを指しており、この牧場ではオリックスやシマウマ、アフリカスイギュウといった有蹄類を専門に飼育、売買している。  ワイルドライフ・パートナーズは、何千もあるエキゾチック動物牧場の一つにすぎない。エキゾチック野生動物協会の会長チャーリー・シール氏によれば、テキサス州には125種100万頭以上の外来有蹄類が暮らしているという。同協会は約5000の牧場が加盟する業界団体であり、業界全体で年間20億ドルの売上があると、シール氏は述べている。  エキゾチック動物牧場は、ウシなどの牧場と同じく、動物の飼育、販売によって利益を得ている。販売の相手は同業者、珍しい動物を所有したい裕福な地主、狩猟牧場だ。狩猟牧場では、高額な料金を支払えば、わざわざ外国に行かなくても、希少な外来生物を仕留めることができる。  エキゾチック動物牧場の多くがそうであるように、ワイルドライフ・パートナーズは狩猟牧場ではない。収入源は動物の飼育と売買だ。しかし、一部の動物は狩猟牧場に販売される。  ただし、ギルロイ氏によれば、業界の大半は営利目的の狩猟を提供していないという。「地主は珍しい野生動物を所有することで、誇り(とステータス)を手にするのです」  エキゾチック動物牧場の経営者は人目に触れることを嫌い、メディアを警戒する傾向にある。メディアは狩猟反対の立場で、不正確に報じるのではないかと心配しているのだ。  例えば、テキサス州マウンテンホームにあるY.O.ランチの経営陣は2019年、筆者の取材を受けることに同意した。その際、バイロン・サドラー氏は「私たちは米国、米軍、私たちの動物を愛しています」と述べた。サドラー氏の言葉には、これら3つへの愛情と義務感が集約されている。言い換えれば、珍しい野生動物を所有することは、米国や米軍を愛するのと同じように議論の余地のない行為ということだ。

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