なにわ男子・大橋和也、ポップコーンは箸で… 天海祐希はスプーンを推奨
映画「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」が12月13日に公開を迎え、主演の天海祐希をはじめ、上白石萌音、大橋和也(なにわ男子)、伊原六花、中田秀夫監督が都内の劇場で舞台挨拶に立った。 世界累計発行部数1100万部を超える作・廣嶋玲子、絵・jyajyaによる同名児童文学シリーズを実写映画化した本作。駄菓子屋「銭天堂」で、願いのかなう不思議なお菓子を買った人々の運命を描き出す。 天海らは、水曜日のカンパネラによる主題歌「願いはぎょうさん」に合わせてノリノリのダンスを披露しながら登場し歓声を浴びる。駄菓子屋「銭天堂」の店主・紅子役の天海は会場に訪れた観客、そして中継で繋がった全国100館の観客に向け「いよいよ開店します!」と笑みを浮かべた。 紅子をはじめ、多彩なキャラクターが本作の魅力だが、自分の役以外で演じてみたい役を尋ねられた大橋が「僕は先生役をやったんですが…」と話し始めると、隣に立つ天海が「紅子! 紅子じゃないの?」と猛プッシュ。気圧された大橋は「紅子さんです(笑)」と即答し会場は笑いに包まれる。大橋は現場で見た、特殊メイクで紅子に“変身”した天海について「アニメの世界から出てきたんちゃうか! というくらいの質感があった」と驚きを明かし「いずれ、(特殊メイクが必要な役を)してみたいです」と語っていた。 天海は、上白石が演じた紅子を敵視する「たたりめ堂」の店主・よどみを演じてみたいと明かし「ダークな方を」とニヤリ。その上白石は、これまでにない“悪役”を存分に楽しんだようで「私の中の何十年と溜め込んできたよどんだ感情を(笑)」と語り笑いを誘っていた。 撮影時のエピソードトークでは、伊原は紅子が飼っている、客を銭天堂へと誘う黒猫の墨丸に関する秘話を告白。実際の撮影でも、本物の猫が客を誘導するという演技をしていたそうで「一番の天才でした。“スタート”の声がかかったら、走るんです!」と猫の演技を絶賛していた。 また、映画にちなんで「最近起こった不思議な出来事」を語るコーナーでは、大橋の回答として「ポップコーンを箸で…」という言葉がスクリーンに映し出される。大橋は映画館でポップコーンを食べる際に「手が汚れるのが嫌で、箸を持参している」と明かし「当たり前だと思ってたけど、周りに聞いたら(同じことをしている人が)誰もおらんくて、不思議体験だなと思いました(笑)」と語ったが、天海は「スプーンのほうがよくない?」と怪訝な面持ち。その天海の不思議体験は「セリフが…」というもの。現在も舞台「桜の園」に出演中だが「あんなに練習したはずなのに、どうして(セリフを)忘れるんだろう…」と不思議そうに首をかしげ、これには上白石も「『ここが?』ってところで(忘れることが)ありますよね!」と激しく同意しつつ「天海さんでもおありなんですね」と驚いた様子だった。 また上白石は、改めて天海との共演について「デビューした時から(天海との共演を)目標でしたので本当に嬉しかったですし、まさか、こんなににらみ合えると思っていなくて、天海さんに最大限の敵意のこもった目でキッと見られて喜ぶ自分がいました(笑)。あの目を宝物にしてこれからも頑張っていこうと思います」と感激した面持ちで語り、天海は「やめて(笑)!」と照れくさそうだった。