「ビジネススーツ」初開発【ワークマン】4800円撥水セットアップ。ターゲットは?
「ワークマン女子」という言葉まで登場し、おしゃれな人のあいだで人気が高まりつつあるワークマン。ワークマンはもともと作業服の専門店。昨今のトレンドであるアウトドアファッションやスポーツミックスコーデの流れもあり、「低価格で機能性の高い」アイテムが揃うワークマンに注目が集まっているのです。今では、一般消費者向け店舗「ワークマンプラス」も展開され、SNSを中心に人気が高まっています。 【写真】「ビジネススーツ」初開発【ワークマン】4800円撥水セットアップ そんな人気急上昇のワークマンがなんと初の「ビジネススーツ」を開発。販売は2021年2月頃を予定しているようです。驚きの価格帯だけではなく、高機能で、なんといってもおしゃれなところが魅力のワークマン。一体どんな「ビジネススーツ」なのでしょうか。ターゲットとともにみていきましょう。 そのワークマンは、スーパーなどを運営するベイシアグループ傘下の企業。日本経済新聞の「ワークマン 過去10年間の株価」によると、2017~2019年は毎年2倍以上のペースで株価が上がっています。ワークマンは安定した基盤のもと、ファストファッションよりも機能性に優れ、アウトドアブランドより低価格という「競合相手のいない差別化されたブランド」として確固たる地位を築いてきたのです。
撥水加工を施した「ワークマン」初のビジネススーツを開発
気になるお値段と機能性ですが、価格はジャケットが2900円、パンツが1900円を予定しており、ジャケットとパンツのセットアップで4800円(いずれも税込み)で購入できる価格設定のようです。また、急な雨にも対応できるよう生地には撥水加工を施しているようです。 ターゲットは建設現場担当のビジネスマンなどを想定しているようで、「急な天候の変化や現場とオフィスの行き来などタフな環境が多い中で、ワークマンの機能が役に立てば」という想いから製品化に至っているようです。
安さからは考えられない高機能と普遍的なデザイン
スーツ専門店などは設けず、建設現場向けの商品を扱う1つとして今後は展開していく予定で、ワークマンやワークマンプラスなど全店舗での販売するようです。また仕様の調整も進めていくとのこと。 「高機能で安定した品質、そして低価格」と嬉しいポイントを押さえているワークマン。プチプラながらも、トレンドを強く打ち出しすぎない普遍的なデザインと優れた機能性が、今後どのようにビジネススーツに反映されていくか楽しみですね。
中川 雅美