国民民主党・榛葉幹事長が語る#3 「玉木が還暦になる前には総理にしたい」右腕として思うこと 少数与党の今だからこそ「『謙虚に良い政策を実現してください』とボールを投げる側」
10月に行われた衆議院解散総選挙で獲得議席が公示前の4倍となる28になったことで存在感が増している国民民主党。党を切り盛りする榛葉賀津也 幹事長(参議院静岡選挙区選出)が12月7日に単独インタビューに応じ、衆院選の振り返りや選挙を終えて思うこと、そして少数与党となる中で野党の在り方などについて語った。(#1・#2から続く) 玉木代表と共に時の人となった国民民主党・榛葉幹事長ってどんな人? 5歳から雨の日も牛乳配達 留学経て政治家志し
-臨時国会が続いている最中ではありますが、年が明けて通常国会が始まる中で国民民主党が果たしていく役割はどんなところですか? 国民民主党・榛葉幹事長: いま衆議院では与党が過半数持っていませんから、ある意味、我々のまっとうな意見を与党が呑まないと予算も法案も通りません。少数与党だから「与党を揺さぶってやれ」ではなくて、少数与党だからぜひ自民党さん・公明党さんには「謙虚に良い政策を実現してください」とボールを投げる側なので。 野党というのはたまに暴投を投げて「取ってみろ!」と言って、「取れねぇじゃねぇか!」と言うことがあるんですけれど、我々はしっかり取れるボール、でも「このボールを取るとしんどいな」、でも「取れば国が良くなるな」と。今までの政治を変えるチャンスだと思うんですね。今までは自民党の中で、例えば税制の場合、インナーと言って鉄のカーテンのこちら(内)側で何やっているかわからないけれど、終わったら「はい、これです」と。 我々は全部可視化して、国民の皆さんに「こういう過程です」という政策の中身のみならず、プロセスを見せていく、そういうことを実現しながら国民を巻き込んで政策実現していく。そういうことを次の国会でやっていきたいし、日本の政治を大きく変えるチャンスだと思っています。
-2025年というと参議院議員選挙があります。今回の衆院選での躍進をまぐれだと世の中から言われないように、思われないようにするために、国民民主党がやっていくべきこと、求められていることというのはどんなところでしょうか? 国民民主党・榛葉幹事長: まさに、いま年末年始やっている税制や来年の通常国会で具体的な政策を実現していく。「国民民主党は言ったことを全部でなくても、1つ1つ確実に前に持って行っているよね」という達成感や「自分たちも政治に参加しているんだ」という実感を国民の皆さんに持っていただいて。 103万円(の壁)やガソリン税は多分満額回答はすぐ出ないと思います。我々は満額回答求めるためにやっていきますが交渉事なので、これからまだどうなるかわかりませんが、常に満額に近づける努力をこれからずっと続けてやっていくと同時に新しい政策をまた提案して、1つ1つ国民に政局ではなくて政策実現のワクワク感ドキドキ感を感じてもらいながら、この勢いを継続もしくはさらに大きくしていって、参議院選挙でも勝ちたいと思っています。
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