【阪神牝馬ステークス展望】昨秋からの成長が著しいディープインパクト産駒マジックキャッスルが中心
第64回阪神牝馬ステークス・G2が4月10日、阪神の芝1600メートルで行われる。 【データで見る】マジックキャッスルの血統、戦績 秋華賞2着以来の愛知杯で重賞初制覇を飾ったマジックキャッスル(牝4歳、美浦・国枝栄厩舎)。昨秋からの成長が著しいディープインパクト産駒で、中間は山元トレセンに放牧に出され、3月11日に帰厩すると、美浦のウッドチップでの追い切りを順調に消化し、態勢は整っている。精神面の落ち着きも出て、今まさに充実期。長い直線を一気に差し切るイメージが抱ける。 3勝クラスの初音Sを勝って再出発のデゼル(牝4歳、栗東・友道康夫厩舎)。父ディープインパクトに母が仏1000ギニー、仏オークス馬のアヴニールセルタンという世界的な名血。クラシックではブレイクしそこねたが、4歳で大爆発の期待が高まる逸材だ。 緩い馬場を気にした中山牝馬S7着は度外視したいリアアメリア(牝4歳、栗東・中内田充正厩舎)。阪神マイルはベスト条件だけに復活の走りがあってもいい。 京都牝馬S1着、2着、3着のイベリス(牝5歳、栗東・角田晃一厩舎)、ギルデッドミラー(牝4歳、栗東・松永幹夫厩舎)、ブランノワール(牝5歳、栗東・須貝尚介厩舎)、桜花賞(9着)以来となるエーポス(牝4歳、栗東・北出成人厩舎)は 報知杯フィリーズレビューを制した重賞ウィナーだ。昨年のオーロC以来のプールヴィル(牝5歳、栗東・庄野靖志厩舎)も能力的に引けは取らない。(大上 賢一郎)
報知新聞社