申真衣さん「1月はお金のことを考える絶好のチャンス」【お金連載】|VERY
撮影/倉本ゴリ 子育てを通して、今まで以上にお金の大事さを実感するようになったけど、お金の使い方や貯め方なんて学校では教えてくれなかったし、みんなはどうしているの……? そんなママたちの悩みにこたえるべく、元外資系金融会社勤務、現在は企業の取締役をされているVERYモデル・申真衣(しんまい)さんに、毎月読者から寄せられたお金に関する質問に答えてもらうコラム連載。今回は「年始だから考えたいお金の話」がテーマです。
【今月の質問】新年を迎えるたびに「今年こそお金のことをちゃんとしたい」と思うのですが、結局なんとなく1年が過ぎてしまいます
「今年の目標」を書き出すことで 意識して1年を過ごすことができる 新しい1年をどう過ごしたいか、何にお金を使いたいか。1月はお金の使い方や目標について考える絶好のチャンスです。私は子どもの頃から「今年の抱負は?」と毎年、新年に親に聞かれて育ちました。この一言で、先の見通しを立てて生活する習慣が身に付いた気がします。以前は手帳に記載していましたが、今はNotionアプリで管理。スマホでいつでも見返せるようにしています。いくつか抱負を立てましたが、そのうちの一つは「毎日1リットル水を飲む」。とてもシンプルですが、書き出すことで意識して生活ができると思います。お金にまつわることでは、引っ越しを考えています。5分でもいいから通園にかかる時間を減らしたいんです。送りと迎えで1日たった10分でも、1年で考えたら60時間の削減になりますから。これからいろいろとリサーチするつもりです。
「お金を貯める」という目標でもいいのですが、できれば具体的に「何に使いたいか」「なんのために必要か」まで落とし込むのがおすすめです。ただ節約して残ったお金を貯めるというやり方は、張り合いがないのでなかなか続かないと思うからです。私自身はもともと「お金を所有する」こと自体にはあまり関心がありません。人生のその時々で、自分を幸せな気持ちにしてくれることにお金を使っていきたいと思っています。だから社会人になってからは「あの靴を買う」「年間○○円貯めてみる」という目標を決めて、生活費の予算を管理していました。目標やライフプランを常に考え続けていたら、誰だって疲れてしまいます。新年に時間をとって、1年後までの行動を計画する。その代わりにそれ以外の時間は悩まないと決めて、自分としっかり向き合ってみてはいかがでしょうか。