世界初!? 遊びながらプログラミングが学べる! こどものための知育公園がヘルシンキにオープン。
公園のあるルオホラハティ地区は、海に面した貨物船用の港湾地区だったエリアで、1990年代から再開発が進行している。現在はIT系の企業も多く、ノキアが初期の携帯やケーブルを製造していた旧工場もある。ノキア撤退後、取り壊し案もあったが、工場を市が買い上げて〈ケーブル・ファクトリー〉という呼称で再生に取り組み始める。現在はミュージアムやギャラリー、ダンスハウス、アートスクール、スポーツクラブ、また、クリエイターのスタジオも多数あり、フィンランド最大の文化エリアとして進化を続けている。この公園もその進化の一環なのだ。
この地域ではないが、ヘルシンキでは新しい建築&デザインミュージアムの建設も決まっており、現在、国際建築コンペにエントリーされた623案の審査が進行中だ。 行政レベルで「デザイン」や「ウェルビーイング」に重きを置くヘルシンキの取り組み。世界一幸せな国の首都からは、学ぶところは多い。
〈Ruoholahti Playground〉
Laivapojankatu 8, 00180 Helsinki, Finland 月~金曜は9時~17時で開園。土曜・日曜と12月23日~1月3日は閉園。
text_Megumi Yamashita