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JR西日本 終電時間繰り上げ 詳細ダイヤ発表 12路線で最大30分の繰り上げ 1万5千人に影響

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読売テレビ

 保線作業員の労働環境を守るために最終電車時間を繰り上げるとしていたJR西日本は17日、12路線で最大30分の繰り上げとなる来年3月改正のダイヤを発表した。  JR西日本の三戸尉行・鉄道本部運輸部長は「近畿圏の合計12線区で(終電時間の繰り上げを)実施させていただきます」と述べた。  JR西は、来年3月に改正する深夜帯のダイヤを発表し、終電が繰り上がる路線や時間の詳細を明らかにした。  終電時間を繰り上げによって12路線で、計48本の運行を削減する。  大阪駅の終電の発車時刻は、京都線の新快速・京都行きで25分、神戸線の新快速・西明石行きで25分早まる。  京都駅の終電の発車時刻は、普通・大阪行きが30分早まり、三ノ宮駅では、新快速・京都行きで26分、繰り上がる。  利用客は「できるだけ運行が長いほうが大阪に出てきやすい。不便には感じます」「きついですよね。飲みに行く人が減るんでしょうね。コロナの影響で、飲食はしんどいでしょうし。さらにしんどくなるんじゃないかな」などと話していた。  一方、タクシー運転手は「交通機関がある程度終わってから、お客様が便利に使ってもらえるので、私どもとしてはうれしいですね」と歓迎する。  JRが終電時間を繰り上げることにより、例えば、大阪駅や天王寺駅では、私鉄や大阪メトロから、JRへの最終電車の乗り継ぎができなくなるケースも一部で発生することになる。  終電繰り上げで、1日当たり1万5千人に影響が出るとみられている。  JR西が終電繰り上げに踏み切るのは、深夜の利用者の減少に加え、終電後に行う線路の保守作業に携わる作業員の人手不足が背景にある。  8月26日の記者会見で、長谷川一明社長は「夜間作業時間帯が拡大し、一晩当たりの作業量が増える。そのことによって全体として、作業効率が高まります。夜間作業日数の軽減が可能になり、働き手を確保していく非常に難しい問題に、少しでも寄与していく」と訴えた。  松井一郎・大阪市長は「今の状況であれば、そこは致し方ないのかな。また、経済が活発に動き出せばビジネスとして終電を伸ばした方が利益が上がるとなれば、JRさんも考えるでしょうから。そこはやっぱり、企業の事情」と話した。  運行経費として数億円の改善を見込めるとするJR西日本。新型コロナの影響で「将来にわたって以前の水準に戻るのは難しい」とも話していて「新しい生活様式」と「人手不足」への対応として、利用客に理解を求めている。

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