ANA、国内線特典航空券も旅客施設利用料徴収 10月から
全日本空輸(ANA/NH)は、マイレージ会員が利用できる国内線特典航空券も通常の航空券と同様、旅客施設利用料(PFC)の代行徴収を10月31日搭乗分から始める。8月29日以降に発券された航空券が対象になる。 特典航空券の旅程に対象空港の発着便が含まれる場合、必要マイル数の減算時に、クレジットカードで支払う。対象空港は、羽田と成田、新千歳、仙台、中部、伊丹、関西、北九州、福岡、那覇の10空港となる。羽田の場合、満12歳以上の大人は1人税込290円、満3歳以上満12歳未満の子供は同140円となる。 8月28日までに発券した国内線特典航空券は、発券後に予約を変更してもPFCは徴収されないが、国際線特典航空券に含まれる国内区間は、発券後に予約を8月29日以降に変更した場合はPFCを徴収される。 PFCは旅客取扱施設利用料(PSFC)とも呼ばれ、各空港の説明では出発ロビーのチェックインカウンターや保安検査場の整備などに使われているという。通常販売されている航空券では、航空券代金に含めて航空会社が代行徴収する「オンチケット方式」を採用しており、航空会社が利用者の代わりに空港運営会社へ納めている。
Tadayuki YOSHIKAWA