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内科医・小野寺直助の伝記出版へ 作家らが奥州市表敬【岩手】

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岩手日日新聞社

 中日文化研究所(東京都三鷹市)の齊藤孝治所長(84)は、消化器病の世界的権威で奥州市名誉市民の内科医小野寺直助(同市前沢出身、1883~1968年)の伝記を執筆している。地域の偉人が題材の書籍に、地元も「小野寺直助博士調査チーム」を組織して支援している。  小野寺は前沢町目呂木生まれで、旧制一高を経て京都帝国大福岡医科大に進学した。欧州留学後、九州帝国大医科大教授などを歴任。「小野寺式圧診法」の考案者で、63年には文化功労者となった。  伝記は齊藤所長(埼玉県所沢市)の4作目となる。中国の全国人民代表大会常任委員会副委員長などを務めた政治家・文学者郭沫若(1892~1978年)について著作があり、小野寺が日本への留学時代の郭の恩師だったことに着目して執筆を決めた。  調査チームは齊藤所長の取材での同市滞在を受け、前沢を中心とした有志で今秋組織。小野寺の親族らから資料提供を受けての調査などをサポートしている。  滞在中の12日、齊藤所長らは市役所江刺総合支所を表敬訪問。齊藤所長は「2022年の郭沫若生誕130年に合わせて出版し、小野寺直助を紹介したい」と語り、調査チームの鈴木秀悦代表(78)も「地元を含め、多くの人が小野寺博士の活躍の一面しか分かっていなかった。奥州市を世に出す機会でもある」と出版実現を期待した。  応対した田面木茂樹教育長は「可能な限り協力したい」と答えた。

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