日章学園高戦に臨んだアビスパ福岡U－18のメンバー（クラブ提供）

　◆高円宮杯U―18プリンスリーグ九州1部第17節　日章学園高4―2アビスパ福岡U―18（23日、日章学園高人工芝サッカー場） ■勝利の女神がチャント熱唱【写真】 　首位のアビスパ福岡U―18（18歳以下）が、1試合を残して14年ぶり2度目の優勝を果たした。引き分け以上で自力での優勝を決められた一戦で日章学園高（宮崎）に敗れ、勝ち点37のまま。しかし前節2位の大分トリニータU―18も長崎総合科学大付高に1―2で敗れ、勝ち点を31から伸ばせなかったため、優勝が決まった。 　今季の福岡U―18はトップチームと同じく前線からのプレスをベースとした堅守でリーグ最少失点を誇り、安定した戦いを披露。攻撃面では来季トップチームへの昇格が内定している前田一翔とサニブラウン・ハナンの強力FWコンビがゴールを量産してきた。 　前回優勝したのは牛之濵拓（現J3北九州）らを擁した2010年。その後は国内最高峰のプレミアリーグへの昇降格をしつつ、全国制覇を果たした鳥栖U―18に後れを取っていたが、個性を伸ばす指導を通じて再び地力をつけつつある。チームは国内最高峰の「プレミアリーグ」昇格を懸け、12月6日と同8日に広島市で行われるプレーオフ（PO）に参戦する。 　POには2位まで出場でき、日章学園高が勝ち点32で2位に浮上。3位の大分U―18までが可能性を残す。最終節は11月30日午前11時から一斉開催され、福岡U―18と大分U―18が福岡市の福岡フットボールセンターで実施。日章学園高は同校人工芝サッカー場でV・ファーレン長崎U―18を迎え撃つ。