「二十歳の思い出の楽曲」を銀杏BOYZ・峯田やフレデリック・健司らが紹介。プレイリストも公開中
J-WAVEで放送中の番組『SAPPORO BEER OTOAJITO』(ナビゲーター:クリス・ペプラー)。ビールを飲みながら、クリスとゲストが音楽談義を繰り広げる番組だ。 【画像】各回のゲスト撮り下ろし写真やプレイリストはこちら 番組では成人の日に合わせて、ナビゲーターのクリス・ペプラー、ゲストの皆さん、そして番組スタッフで、”大人”をテーマに楽曲を選出した。選んだ理由や曲にまつわる想いを紹介する。 Spotifyでは、紹介楽曲を聴くことができるプレイリスト「OTOAJITO OTONA TUNES」を公開中だ。
クリス・ペプラーの選曲は…The Chakachas『Jungle Fever』
僕が二十歳になるその2年前に父が亡くなり、しっかりしなきゃ、大人にならなきゃ、 と母親からの期待(プレッシャー)に押しつぶされそうになったのを覚えている。 ノイローゼになってしまった。今思うと自分に厳しすぎたと思う。 二十歳になったからと言って魔法のように人格、精神構造がオトナになるわけではない。自分のペースで人生を紐解いていけばいいんじゃないかな。 だって幾つになっても大人になれない老人もいれば、幼いのに驚くほど“おとな”な子もいる。 社会的には“できる奴”を目指し、個人的には肩肘を貼らない、物事の本質を見抜ける、洒落のわかる、穏やかで優しい、あそびのある人間になればいい。 所謂「成人の儀」は生きる為に狩猟、殺戮が必要だった時代の産物かもしれない。 そんな我々の野生なルーツと生命力を祝してワイルドでアダルトな曲でいきまっしょい。
三原健司(フレデリック)の選曲は…ボ・ガンボス『トンネルぬけて』
18,19歳の時に聴いていた曲です。 「おれたちゃ車とばして 海の見える方へ」という歌詞があって、 その、車で海の方へ向かう情景は、大人になればなるほど懐かしくなっていくんだろうなと思って聴いていました。 僕は今、ボーカル・どんとがこの曲を書いた歳と同じぐらいなんですよ。 自分の中で、ボーカルのどんとは”悪ガキ感”があって、その”悪ガキ感”が 懐かしさになるんだなというのを感じました。30代になって改めてこの曲を聴くと、 当時とは違う認識で良いなって思えました。