旭化成建材(株)による杭工事実績3,040件に関する調査報告(全文5)
データ流用関与者が266件中、50人以上について、どう思うか?
朝日新聞:すいません、朝日新聞のミネトシと申しますけども、平居副社長にお伺いしたいんですけども、266件、50人以上の関与っていうことを初めて聞いて、どのような思いを持たれたんでしょうか。 平居:いや、それは本当に申し訳ないという思い以外、持ちようがないです。本当に申し訳ないと思います。これほど多くの流用、転用、そして多くの人が関わっていた。多くの関わった人たちの中も、ほとんどの人たちはうちにいて10年間の中で関わっていて、そういうことをせざるを得ない、先日も言いましたけど、環境、教育、それからわれわれの中での管理体制、その他さまざまなことが、そういうことをさせてしまったということに対して非常に申し訳ないというふうに思っております。 ただその個々の原因等につきましては、まさに冒頭に申し上げさせていただいたとおり、外部調査委員会、内部調査委員会、精力的に今分析しておりますので、私がリードするような発言をすることをここでは避けたいというふうに思っております。本当に申し訳ないと思いました。本当に多くの真面目にやってる杭打ちの業者さんに申し訳ないと思うし、本当にこれほどの転用、流用を見逃してきたわれわれも皆さんに対しても申し訳ないというふうに思っております。 朝日新聞:当初の見込みより多かったってことなんでしょうか。問題の発覚直後に考えていたよりも。 平居:いや、それは当初の見込みはないですから。このぐらいあるんじゃないかという見込みで始めたわけでもないし、それこそ、この1件ありましたけど、われわれが3,000件っていう規模でやろうとしたのはまさにほかに何が起こってるんだろうということを調べようということでありまして、それは当初の見込みで、例えば数十件じゃないかとか、数百件じゃないかとかって、そんな見込みでやったことでもなんでもありません。やっているうちに分かってきたことであります。 朝日新聞:あとなんですけども、土木っていうのは何を指すのでしょうか。 柿沢:すいません、添付の表の土木でしょうか。 朝日新聞:はい。 柿沢:道路、それから橋梁、橋ですね。それから上下水道関連を土木に分類をしております。 司会:よろしいですか。じゃあ真ん中。