V・ファーレン長崎、J1昇格懸けたプレーオフ初戦はベガルタ仙台…相性悪いが「結果を出したい」
サッカーJ2のV・ファーレン長崎は12月1日、J1昇格を懸けたプレーオフの初戦に臨む。勝ち点1の差で自動昇格圏内の2位には届かなかったが、5連勝でリーグ戦を締めくくったチームの調子は上々。サポーターは、新たなホームとなったピーススタジアム(ピースタ、長崎市)での勝利を期待している。(野平貴) 【写真】ホームの「ピーススタジアム」
プレーオフは、J2の3~6位のチームでトーナメントを戦い、優勝したチームがJ1に昇格できる。初戦の相手はベガルタ仙台(6位)で、この試合に勝てば、モンテディオ山形(4位)とファジアーノ岡山(5位)の勝者と7日に対戦する。
仙台とは1分け1敗と相性は悪いが、28日に行われたオンライン記者会見で、長崎の秋野央樹選手は「受け身にならず先制点を奪いたい」と強調。下平隆宏監督は「ピーススタジアムで試合ができる幸せをかみしめながら、最高の舞台で結果を出したい」と意気込みを語った。
長崎の強みは攻撃力だ。1試合の平均得点は1・9点、シュート決定率は13・6%でどちらもリーグ1位。得点ランキングには、2位のマテウス・ジェズス選手を筆頭に外国人選手3人が10位以内に入っている。一方、平均失点数はプレーオフに進出した4チーム中2番目に高い。
ホームで戦えることも大きい。ピースタでは3戦3勝で、いずれも3点差をつけて快勝している。ピースタでの1試合平均観客数は約1万8960人で、リーグ最終戦の愛媛FC戦は、1万9902人でほぼ満員だった。当日も多くのサポーターの声援が選手らを勢いづけるはずだ。
試合は午後1時5分キックオフ。長崎は上位アドバンテージにより、引き分けでも決勝に進出することができる。