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コロナ感染非公表に、来沖兵ら基地外隔離 米軍対応に怒る市民「不安が二重三重」

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琉球新報

 【北谷・金武】在沖米海兵隊は海外からの人事異動者の隔離施設として北谷町内のホテルを使用することや、新規感染者の情報を今後は発表しない方針を示した。米軍基地内の新型コロナウイルス感染状況が見えなくなった中で、町民などからは10日、「地元への情報提供が優先だ」「不安に不安を重ねる行為だ」と怒りの声が上がった。  北谷町内のホテルが、海外から人事異動で渡航する米軍職員らの隔離施設として使用されることが明らかになると、町には町民からホテルの名称や隔離方法を尋ねる問い合わせが約20件、寄せられた。  野国昌春北谷町長は「(隔離施設としての町内ホテル使用は)町を挙げての反対運動ものだと思った」と強調する。事前連絡もなく一方的に隔離施設を決めた米軍の姿勢に怒りをあらわにした。  町砂辺に住む女性(53)は地元の同意を得ないまま隔離施設の選定が進んだことを問題視する。「いつもそうだ。地元への情報提供が先だ」と憤った。  複数の関係者によると、隔離施設として米軍が使用するホテルは、町美浜にある「ダブルツリーbyヒルトン沖縄北谷リゾート」という。同ホテルは160室あり、玄関入り口には7月1日~8月31日の2カ月間は「団体による貸し切り営業」と記した書面が貼られている。本紙の問い合わせに対し、同ホテルの小川和子総支配人は「お客さまの情報はお教えできません」と回答した。  町内のホテル経営者は「(ホテルの)稼働率が30%まで戻ってきた矢先だ。(隔離施設が)町内との報道があり、町民も気が気でないだろう。基地内で解決策を探るべきで北谷町を巻き込まないでほしい」と訴えた。  米軍キャンプ・ハンセンでは、2日連続で新型コロナ感染者が確認された。基地に隣接する金武町の繁華街・新開地では、米兵たちの姿がまばらに見られた。新開地の飲食店で働く40代女性は「基地内にどのくらい感染者がいるか気になる。もしかしたら自分の店にも来ているかもしれない」と危惧した。

琉球新報社

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