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銘板の犠牲者名、265人分確認できず 気仙沼の復興祈念公園

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河北新報

 宮城県気仙沼市は30日、同市陣山に整備している東日本大震災の復興祈念公園の銘板に、犠牲者名を刻むため遺族らの了承を得る作業を進める中で、265人分の意向が確認できていないと明らかにした。 【写真】忘れないあの日 カメラが捉えた3.11  市は昨年7月から市内での犠牲者、行方不明者1363人の名前の刻印について、同意書を郵送するなどし遺族らの意向を確認してきた。1363人には関連死109人、他地域に住所があった市出身者も含む。  30日現在で1060人分の了承が得られたが、265人分が確認できていない。返送がないケースが217件。宛先不明で戻ってきたのが35件。震災後に遺族も亡くなるなど送付先が分からないケースも13件あった。電話など他の手段でも連絡がつかないという。不同意は38人。  公園は市街地や気仙沼湾を一望する高台に整備中で、来年2月に開園予定。銘板は公園の中心部に位置し、9月をめどに設置する。  銘板はステンレス製で、名前と当時の年齢を刻んだプレートを埋め込む形式。居住地区ごとに分けられ、地区の方角を向くように設置する。五十音順を基本に、家族で名前が隣り合うよう配慮する。プレートは公園開園後でも追加できるという。  市総務課は「10年近い時間の経過により連絡が難しい面もある。開園がゴールではなく、意向を確認できるよう引き続き手を尽くしていく」としている。

河北新報

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