熊本県内、新たに34人感染 新型コロナ 中央区の飲食店名公表も
熊本県と熊本市は4日、新たに34人(熊本市21、八代市4、福岡県2、宇土市、菊池市、芦北町、菊陽町、氷川町、御船町、東京都各1)の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。県内での感染確認は1986人(うち熊本市1162人)となった。 このうち御船町の40代の女性医療従事者は、クラスター(感染者集団)が発生した熊本市南区の介護老人保健施設「白藤苑」の関連施設に勤務。同区の80代女性は利用者だった。同施設関連のクラスターは84人(入所・利用者60、職員24)に広がった。 氷川町の40代の男性医療従事者は、宇城市の宇城総合病院に勤務。同病院の感染者は5人(入院患者3、職員2)に増えた。 熊本市は、20代の従業員2人が陽性と判明したものの利用客が把握できないとして、中央区下通の飲食店名を「バーエイト」と公表。昨年12月27日~30日の来店客に相談を呼び掛けている。 このほか、熊本地検は50代の職員の感染を発表した。プライバシー保護を理由に性別は非公表。一般来庁者と接しない事務局に勤務しているという。
JR九州は、博多車掌区所属の20代の男性車掌の感染を公表。車掌は昨年12月31日から1日にかけ、鹿児島線の博多-荒尾間を運行した普通列車などに乗務していた。 4日午前10時時点の入院患者数は、前日比5人減の200人(重症10、中等症55、軽症105、無症状30)。病床稼働率は1・2ポイント減の47・6%。ホテルでの宿泊療養は3人減の62人。(高宗亮輔、久保田尚之、國崎千晶) ◇熊本県内の新型コロナウイルス感染状況一覧◇ ※集計時間が異なるため、記事とは人数が違う場合があります。