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藤井聡太七段も大ウケ 黒沢怜生五段、超早指し戦でも“なかなか初手指さない”作戦で勝ち越し/将棋・AbemaTVトーナメント

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ABEMA TIMES

 将棋の超早指し団体戦「第3回AbemaTVトーナメント」の予選Dリーグ第1試合、チーム永瀬VSチーム広瀬が6月14日に放送され、先鋒戦でチーム広瀬・黒沢怜生五段(28)がチーム永瀬・増田康宏六段(22)との三番勝負で2勝1敗と勝ち越し、+1ポイントを獲得した。 【映像】藤井聡太七段も思わず大爆笑  時間が惜しくないのか…?そんな思いを持たれるほど、黒沢五段が優雅にしていた。最終盤ともなれば、1秒を切るぎりぎりで手を指すこともあるこの棋戦。それでも第1局の対局開始が告げられ、自分の初手が回ってきても黒沢五段はなかなか指さない。指すかと思えば、駒に触れるだけ。3秒、5秒と時間が経過すると、相手チームである永瀬拓矢二冠(27)からは「なんだ?どういう?えへへへへ」と驚きを含んだ笑いがもれると、藤井聡太七段(17)も大ウケ。さらにチームメイトの青嶋未来五段(25)から「大丈夫ですかね、黒沢さん。いやいやいや…」と心配の声が漏れると、広瀬章人八段(33)も「思いのほか、緊張してるぞ」と苦笑いが出た。  対局前のインタビューで、本人が「正直、ガチガチなんです」と話していただけに、チームメイトがハラハラするのも無理はない。事前の作戦会議でも「圧勝か圧敗になります」と、増田六段との相性、かみ合わせから展開も予想。チームとしては、圧勝の方になることを願うばかりだった。  ただ、そんな周囲の思いとは裏腹に、対局が進むとともに、いつもの黒沢五段が戻ってきた。第1局には、ダイレクト向かい飛車から苦しい中盤をしのいで、終盤で逆転勝ち。中飛車で挑んだ第2局は落としたものの、三間飛車を選んだ第3局では、中盤からリードを奪うとそこからは「スムーズさにかけたのは反省点。絶対に負けない指し方で行こうと」と振り返るほど、堅実な選択を繰り返して勝ち越しに成功した。  果たして、初手をなかなか指さなかったのが、単に落ち着いていたから、それとも作戦だったのか定かではないが、チーム初戦の先鋒戦というプレッシャーがかかる戦いの中、慌てないようにと駒にちょんちょんと触れて、戦闘態勢を整えた黒沢五段の力がしっかりと発揮されたことは確かだった。 ◆第3回AbemaTVトーナメント  持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールールで行い、1回の対戦は三番勝負。3人1組の12チームが、3チームずつ4つのリーグに分かれて総当たり戦を実施。1対局につき1勝を1ポイント、1敗を-1ポイントとし、トータルポイントの多い上位2チーム、計8チームが決勝トーナメントに進出する。優勝賞金1000万円。 ◆出場チーム&リーダー  豊島将之竜王・名人、渡辺明三冠、永瀬拓矢二冠、木村一基王位、佐藤康光九段、三浦弘行九段、久保利明九段、佐藤天彦九段、広瀬章人八段、糸谷哲郎八段、稲葉陽八段、Abemaドリームチーム(羽生善治九段)

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