侍・清水達也、内心では「あ、死んだと思いました」ノーアウト満塁で2ボールになった瞬間振り返る 結果投ゴロ併殺&三振斬りで見事な火消し
◇23日 「ラグザス presents 第3回 プレミア12」2次リーグ 日本9―6台湾(東京ドーム) 最大のピンチを侍ジャパンの清水達也投手(中日)が救った。5回、先発・早川が押し出しを含めた4四球などで2点を失い、1点差に迫られてなおも無死満塁。日本に暗雲が立ち込める中、背番号50がマウンドに向かった。 「ノーアウト満塁でいくのは初めての経験ぐらいでした。いつも以上に変な緊張がありました」 初球から2球連続でいきなり2ボール。「あ、死んだと思いました」と振り返るも5番・潘傑楷のピッチャー返しの打球を超反応で捕球。すぐに本塁へ送球して1―2―3の併殺で2死とし、続く打者を空振り三振に仕留めて無失点で絶体絶命の危機を脱した。 これで前日に続く2連投。決勝(24日)での登板の可能性は低くなったが、この日の登板が同じ相手との決戦に向けて勢いを付ける投球となった。 侍の吉見投手コーチはプロ1年目のオフから自主トレをともにした間柄。昨秋のアジアプロ野球チャンピオンシップに続く代表入りに「呼んでいただいてすごくうれしい。吉見さんの期待に応えられるように、また一緒に喜べるように頑張りたい」と語っていた。”師匠”を胴上げするため、あと1試合も一丸で戦う。
中日スポーツ